心禅の会での大山一郎の発言書き起こし〜母乳と保育所編〜

大山一郎香川県議会議員の、2013年9月24日の専修院 第十一回 心禅の会 家族・教育・香川の再生の講演での、母乳や保育所など、育児に関する発言を書き起こしてみました。



出典元
https://www.youtube.com/watch?v=fzHG5CnhIys
第十一回 心禅の会:{^L^}が食べたもん
動画時間0分0秒〜34分03秒



こんばんは。
あの、今日は、えー、このような、その、皆様方の前でお話をさしていただくということ、機会をいただけましたこと、まず、最初に心より御礼を申し上げます。
あのー、何分こういう講演の形式で、あのー、喋るのは私これ初めてでございますので、あの、選挙演説でありますとか、そういうようなことで皆様方の前で話すのは慣れているんですけども、まあ、こういうような形式は初めてですので、まあ、あの、何分、話があっちに飛んだり、こっちに飛んだりと、いうことになって、支離滅裂になるかもしれませんが、まあ、あの、自分が今まで経験したり、勉強させていただいたり、で、政治の世界で見さしていただいて、で、えー、沢山政治の世界には、あの、これは少しおかしいんじゃないかとか、えー、先程国旗のお話がありましたけども、実質正しいことなのに、それが正しく理解されてなくって、それで、間違った方向にいってるのに誰も何も言わないと、いうような状況が、えー、沢山、えー、あるという風に思っております。
まあ、そういうような中で、私は、あのー、特に、その、教育、の、えー、問題、この、今の日本の現状とい、あ、を、考えてみた時に、私が一番最初に、あの、と、初当選さしていただいたのが今から10年前、平成15年、えー、43歳の時でした。
まあ、その時に、えー、一番最初に、あのー、私が取り組まさしていただいたのが、その、当時、その、児童虐待という、のが、相当、その、鰻登りに香川県でも、まあ、全国の傾向としても強かったんですが、そのことを勉強させていただいて、なぜこんなに、その、今の、おー、親たちは子供を虐待するのか、まあ、今でも、まあ、ほとんど毎日のようにそのような、ね、子供を置きっぱなしにして、先日もありましたね、あのー、アパートの中に、炎天下のアパートの中に冷房もつけずに、置きっぱなしにして子供を死なしてしまったとか、まあ、そういうようなことが後を絶たない状況が、もうこれ既に、私が初当選させていただいた10年ぐらい前から、もう、あの、顕著に、表れておりまして、じゃあなぜそんなことになるんだろう、というようなことから勉強を始めさせていただいて、それで、まあ、まず、一番最初に、えー、思ったのは、その、児童虐待は、その、親子の間で連鎖をしているということ。
その、ようするに、親が、その、児童虐待する、その虐待している親も、その親から虐待を受けていると、いうような状況が非常に多々見られる、というか確率が非常に高く、そのような状況があったと、いうことを勉強させていただいて。
じゃあ、その連鎖はどのようなところから入っていくのかと、これをきちっと理解しないことにはですね、あのー、この、子育ての問題、それから、こういう、その、虐待の問題、まあ色んな、そういう問題が、あのー、解決はされないと、まあ、その、医者、お医者さんがね、やっぱりその、ちゃんとした処方箋を書いて、そして処方箋の正しい処方通りに薬を(聞き取り不可能)すれば、あの、病気が治るように、それが、あの、おー、多分、子育て支援の今からお話させていただく、あの、ことであるとか、教育であるとか、が、中々こういうような、えー、児童虐待であるとか、えー、それから、青少年の犯罪がもう鰻登りに今増えております。
それから、小中学校では、もう、じゅ、授業が中々できないと、いうような、1時間の授業ができないというような、えー、クラスが沢山あったり、そういうような状況が、我々の小さい頃には考えられなかったような数で、今増え続けている。
この状況の、を、が、えー、色んなことで、その、行政も手をうっているんでありますが、これが、恐らく、正しい処方箋じゃなくって、間違った処方箋のもとに、えー、それが、えー、行われているから、えー、こんなことになっているんではないのかなと、いう気がいたしました。
まあ、それが、先程言った国旗の形容とか、そういうようなものも、その、非常に日本人というのは、それを言っただけで右翼と、いう風に言われる。
私も、あの、自分の中でイデオロギーを、その、右翼のイディ、イデオロギーとか、そんなこと勉強したこともありませんし、誰からか、その、影響を受けたこともありません。
しかし、そういうことを、正しいことを勉強して、その、子育て支援であるとか、そういうような正しいことを訴えていくと、君は右翼だね、っていう風によく言われます。
だから、この国は、そういうような、その、多分、その、戦後、間違った方向に、えー、誘導された歴史というのがあって、それをそのまんまずぅーっと引きずっている、まあ、安倍首相が戦後レジームからの脱却という言葉をよくつ、えー、あの、使いますけども、まあ、あの、多分、彼の、安倍首相の考えているということは、私達が勉強してやっていったことを、まあ、多分、その、彼は念頭にあるんではないのかなと。
だから、早く教育を改革をして、そして、戦後レジームからの脱却をしなければならないということを訴えているんではないかと。
しかし、その事が、その、マスコミを通じては、中々正しい行動をされていない、ということで、前に進まないという訳になってくる。
まあそれで、あの、まあ、その、児童虐待、いー、を契機にですね、子育てについて、まあ、あの、今じゃ、えー、行政が、その、子育て支援、ね、少子化対策
これ少子化になって、子供がどんどん産まなくなってきている。
えー、それで、え、少子化対策というのをずーっとうっているが、しかし、その少子化対策の、今の、状況は何が一番、し、えー、重要視しているかと、いうこと、このことからちょっとお話をさせていただきたいんでありますが、この少子化対策というのは、あのー、まず一番、えー、ここにも、今日香川県が、出しておる、その、えー、これは次世代、えー、いく、育成支援行動計画*1というような冊子があります。
この中にも書いておりますし、それから、えー、県が今年出しております、せとうち田園都市香川創造プラン*2の中に、えー、子育て支援社会の、実現というページがありまして、まあ、ここで主に取り上げていると、いうのは、例えばですね、これちょっと読んでみますけども、夫婦の出生、子供の数の平均は、夫婦が理想とする子供の数の平均を下回っており、まあ、少子化が進んでおるということを言ってるんですね、その理由として、子育てや教育のための経済的負担や、育児の心理的、肉体的負担が挙げられるため、これらの負担を軽減するための対策が必要ですと、いう風に書いてあります。
それから、えー、核家族化の進行や、共働き家庭の一般化などに対応するため、就労形態の多様化に対応した保育サービスの充実や、えー、放課後児童の健全育成の充実を図るとともに、市、町と連携して、保育所入所待機児童の解消に努めます。
これを全面にうち出しております。
で、えー、子育て家庭に対する経済的負担の軽減を図るため、負担の公平性、施策の効果や適切な役割分担などを考慮しながら、県独自の奨学金制度の創設や、各種女性手当制度により、えー、教育費や、保育料、乳幼児医療費などの負担軽減に努めます。
という風に、これ、えー、香川県の、これ、こ、皆さん方が、こ、えー、これから、として、くべられる、その、政策のまとめたものなんですが、今、えー、読んでてお気づきになったと思いますが、負担、負担という言葉、が、もう多数出てきます。
ですから、子育てを負担という風に、あの、行政側は解釈をして、その負担を軽減すると、いうこと、これを大きな、そ、自分達の大きなすが(聞き取り不可能)の中心にされた。
私は、子育てって負担なんだろうか、これを読んでみるとお母さん方はものすごい負担を背負っていると、子育ててということに負担を背負っておると、いうようなイメージ付けがされてしまうのではないのかなと。
まあ、それから、え、最近のニュースを見てみても、結局働くお母さん方が沢山、えー、います。
ですから、その働くお母さん方の負担を軽減するために待機児童0作戦、といいまして、ようするに、託児所、保育所、こういうものをどんどん増やしていきましょう。
で、預けられる環境を作りましょう。
それから、えー、託児場まで保育所は、例えば4時間保育とかね、午前中保育と、いうのが今までの日本の常識だったんですが、それを、どんどん延長していきましょうと、いうことになって、今は香川県では12時間保育、というのが通常になっております。
それプラス、延長保育、というのが1時間、2時間ありますから、1日の内で預けられるのが12時間、それから、13時間、まあ、東京なんかはもう通常で13時間、14時間という、預けられる。
これが負担軽減、という名目の、名のもとに行われております。
じゃあ、子供達は朝起きて8時からですね、えー、預けられて、そして、12時間ですから、夜の8時まで、これ通常ですから、預けられて、で、延長保育でもう1時間、ですから、13時間、9時ぐらいまで預けられて、やっとお父さんお母さんが迎えに来てくれると。
それから、家に変える、そしたら、もう9時半、10時になっております。
そしたら、もう乳幼児ですからね、保育所というのは大体3歳児ぐらいまでが預かれるところですから、乳幼児ですから、もうすぐに寝なければならないし、それから、えー、寝たら、また起きたら、朝の8時にはもう保育所に預けられる。
というような環境を毎日続けているという状況が今もう、日常的なことになってきておるわけですね。
そこで、私はこのような状況が、まあその、行政が進めていて、負担軽減のために、というようなことで、進めているわけではありますが、じゃあ、そのお母さん方は確かに、子育ての負担はそれで軽減されるかもしれませんが、子供達が、今ね、青少年の、その、さき、先程、そう、色んな、その、育った環境であるとか、それから、そういう生育歴を受けて育ってきた子供達が、大人になって、親になって、児童虐待をする。
ね、これが止まらない。
それから、そういうような、えー、教育を受けたり、それから、家庭の、その、子育ての状況を受けながら育ってきた子供達が、小学校、中学校で授業をまともに1時間受けられない。
その、うろうろしたり、うご、動き回ったり、多動性気味の子供達が非常に増えています。
じゃあ、そういうような負担を、おー、負担負担と言って、その、結局は預けられた子供達はどのような状況になっている、精神状況になっているか、脳内の状況はどうなっているか、こういうことを勉強している人達もいるんですね。
ですから、そこんところ、私は脳科学の観点から、どういう風に、イデオロギーではなくって、その、ただ単に否定するのではなくって、どういう根拠があって、こういう子供達が生まれているのかということを探ろうということで、その、脳科学の観点というものを、ちょっと、色んな、その、雑誌を読み上げ、とか、それから、こういうような本*3*4を読まさせていただいて、色んな沢山の、えー、本を読まさせていただきました。
で、最終的に、まあ、色んな考え方があるんですが、やはり、その、子供というのは、あの、三つ子の魂百までと、いうような、日本には、ことわざがあります。
ですから、あの、3歳児ぐらいまでは、ちゃんとした親の愛情を受けていないと、そ、今後、その子の人生に大きな影響を与えるということがわかってきました。
例えば、その、子供というのは、人間の子供というのは、生まれてきてからすぐお母さんに、えー、その、母乳を頂くと、これはもうし、これはもう何万年も前からずっと、人間が誕生してからずっと続けてきたことでありまして、で、その、特に人間の場合は哺乳動物の中で唯一、お母さんの目を見つめながら子供は母乳を飲むと、いう習性があります。
他の哺乳ど、犬であろうが猿であろうが、そういう哺乳動物は同じようにお乳をあげるんですが、子供がお母さんの目を見ながら授乳をする、という傾向、ことは無いと、いう風に指摘をされております。
そして、なぜ人間というのは、その、子供が目を、み、み、まあ大体、えー、1週間か2週間か、これはちょっと、は、はっきり僕は覚えていないんですが、子供というか、最初は目が見えませんが、そのうちずーっと薄っすらと目が見えてきます。
それから、お母さんに授乳をする。
その時にじーっと母親の目を見ながら、母乳を受ける。
そして、お母さんは、その、抱っこして、その、子供を、授乳をあげる。
その時に、子供はものすごい勢いでおっぱいを吸うわけですね。
その時に、その、母親は子供の目をじーっと見ながら、子供は母親の目をじーっと見ながら、お互いのコミュニケーションというものを、目と目ではかります。
そして、その、子供は、あ、この人が私の命をちゃんと守ってくれる人、という認識を、そこで持ちます。
で、母親もその子供に対して、その、あー、母親語というんですかね、その、優しい言葉で、まあ、早く大きくなりなさいよとかね、それから、もっといっぱい食べるんよ、とか言って、子供に、か、語りかける。
子供はわかったわかったって言って、またお母さんの目を見ながらずーっと、お乳を吸うと、いうようなことを繰り返していくわけですね。
そのゆう、そのような中で、子供は、その、先程言ったように、親に対しての信頼感、それから、親は、その、母親は子供に対する、その、安定感というか、その、母性というか、そういうものが生まれてくるということが、えー、これはもう普段見てたらわかることなんですが、それが脳科学的に証明されたのが、えー、どういうことが証明されたかというと、その、子供がおっぱいを強く吸い込みます。
そうすると、その瞬間に母親の脳内に、えー、オキシトシンというもの、それから、プロラクチン、っていう、その、脳内の物質、が出てくるわけですね。
これホルモンなんですけども。
このホルモンが出てくると、母親の体内、脳内に母性というものが、自然と生まれてくるようになっているそうであります。
これは、子供の世話をしたり、それから、子供がお乳に、す、吸い付いたり、そういうことにすることによって、母親の本能的に、あの、母親の中から、そういう、えー、母性を表すホルモンが出てくると、いうことがわかっております。
で、大体、その、乳幼児期というのは、2時間から3時間おきに、その、授乳を繰り返すと、いうことなんですね。
まあ、あの、今日は、あの、男性の方ばっかりなんで、中々そういう、え、自分の子供さん達が、お、ちっちゃい時に乳幼児にどんな、あの、母親の、あの、おっぱいのあげ方をしてたかっていうのは覚えてない、私も覚えていなかったんですが、まあ、でも、よう考えてみると、あの、夜中だろうが何だろうが、子供は関係なく、えー、2時間3時間おきに母親のおっぱいを求めて起きるわけですね。
だから、その度に、その、お、お母さんが、大体お母さんの、その、オキシトシン、プロラクチンっていう、その、母性の、その、ホルモン、これが出てくると、母性が出る、ここ、愛情がどんどん豊かになってくるんですけども、それが大体、脳内で2時間から3時間で消えてしまうそうなんです。
そうすると、今度は赤ちゃんも、その、母親のおっぱいというのは一生懸命吸い付いても、中々出てこない、出てきにくいものなんで、ですから、赤ちゃんも疲れるわけなんですね。
ですから、腹八分目ぐらいで眠りにつくんですね。
ですから、その、子供は腹八分目で、ね、眠りにつく。
そして、お母さんは、その、脳内の、その、プロラクチン、オキシトシン、っていう、その、母性のホルモンが大体2〜3時間で、き、切れてくる。
そしたら、腹八分、み、目で、えー、その、ね、眠りについた子供は、まあ大体2〜3時間でまたお腹が空いてくるから、2〜3時間で起きて、またおっぱいを求める。
そうすると、今度切れかかった、そのホルモンが、また、お、赤ちゃんに授乳をする、ということで、次々次々こう、そ、これが連動して出てくる。
これを繰り返すことによって、お母さんの母性がずーっと継続的なものになってくる。
で、え、子供も安心感を持ってくる。
これが母子一体感、っていうような名前で呼ばれているそうなんですけど、これが、きちっと築けてくる。
これが0歳、乳幼児期から1歳ぐらいまでの間に、それが毎日繰り返されることによって、母親も愛情が、えー、豊かになり、子供も母親に対する信頼関係が出てくる。
これを、えー、その、専門用語で母子一体感と言うそうなんであります。
この母子一体感が築けているか、築けていないか、という、これがどこに証拠として、あら、表れてくるかというと、これはどうも、人見知り、という状況に表れてくる、みたいなんですね。
だから、この人は私の、自然界ですかね、本来の人間が、えー、生まれてきたのは、えー、出来上がったのは、大体石器時代、えー、その辺り、より前ですから、その辺りの、その、自然の状況で考えてみると、やはりその、人間の子供というのは、全く、えー、その、何もできない状況で生まれてきますから、誰かに命を守ってもらわなければならない。
それが、この人であるという信頼関係、というのが大事になってくる。
だから、目を見つめて、この人なんかどうかな、ことを、その、人間は確認をする、というようになっておるわけでして、で、その確認ができると、その、が、周りから、えー、いる人達は全て外敵であり、で、自分の毎日の面倒を見てくれる人、命を守ってくれる人は、その、味方であると、いうようなこと。
ですから、その、人見知りという現象を起こして、周りの外敵に対しては、その、警戒感を表すと、いう、で、身内に対しては安心感を表すと、いうこと、これが人見知りなんですね。
だから、人見知りというのは、非常に大切な状況なわけであります。
しかし、これ、今、それが、その、人見知りという状況が、その、信頼関係が大体3歳ぐらいまでは続けなければならない、という医学的根拠が出てきておるんですが、今はそれが、先程言ったように、その、女性の負担を軽減しなければならないと、いうような行政の施策によって、その、おー、昔は3歳、いー、前に預けるというのは余程特別な理由がなければ預けられなかったんですが、今はもう0歳児保育、1歳保育、というのがもう当たり前のような状況になってきて、まず、その、先程言ったように、12時間も、例えば、0歳児の子供を12時間もう、毎日預けますよね。
そんな状況になった時に、今ご説明申し上げた、母子一体感というのが、この子供に、じゃあ、そ、授かってくるんだろうかと、いうこと、これは明らかにそんなことはありえないんですね。
ですから、その、子供はいきなり0歳児、例えば、えー、1歳児でも結構です、その辺りから、えー、保育士さんに預けられる。
そしたら、どの人が私の命を守ってくれる人か、っていうのが全く、子供は本能的にわからなくなるんですね。
で、だ、だから、どういう風になるかというと、子供は本能的に自分の命は自分で守らなければならないという状況に移っていくんです。
そうすると、人見知りではなくって、みんなが声をかけてくると、それに対してニコニコ笑ったり、ね、あの、そういう風になるようになるんです。
そうすると、それは、その、人見知りを築けずに、自分の命は自分で守らなければならないという本能が働いて、そういう風になっておりますから、心の中は非常に不安定な状況なんですね。
だけど、子供達はニコニコするもんですから、大人達は保育所に預けたほうが社会性が身についていると、いう風に勘違いをするわけなんです。
だから、そのような状況の子供達を見て、ああ、自分も別に、かて、専業主婦だから、働いてはいないから、ずっと、えー、子育てを自分でやってたお母さん方も、えー、保育所に預けたら、ひ、人見知りとかしなくなって社会、えー、性が身についていいわよ、とかいうような、その、お母さん方の情報の中で、預けなくってもいいのに、預けると、いうような状況が出てくる。
ということが出てきまして、ですから、その、特に、一番不安定になるのは、0歳から1歳ぐらいまで、ですね、えー、その、せっかく母子一体感というのがつきかけていて、それで、その、1年間の休業、おー、というのは今ほとんどの企業で認められているんですね。
でも、1年間以上休業すると、これ、クビになったりですね、も、もういいですよ、っていう風にお払い箱になったりいうようなことになるから、1年間の休業を使って、子供が1年間やるんですが、しかし、それから、1年間たって、せっかく、あのー、母子一体感がついたところで、急に子供が預けられたり、そういうような状況になってくると、子供はショック状態になったりするわけなんですね。
ですから、ひどい場合には、そういう時に、その、チック症と言いましてね、あの、こ、皮膚がピクピク動いたり、目がなんか、こう、痙攣を起こしたり、そういうような状況を起こしたり、それから、あのー、そのような状況のショック状態とか、それから、最近のお母さん方は、その、目と目を見ながら、その、母乳をあげるというようなことではなくって、その、人工のミルクっていうのがね、相当発達してきておると思いますので、これ栄養学的には全く問題がないんです。
人工のミルクだろうが、母乳だろうが、そんなに変わりは、栄養学的には変わりのはないということで、だから、その、産婦人科のお医者さんも、その、退院をする時に、この、えー、ぼ、あの、ミルクは非常に良いですよとか言って勧める場合があるんですね。
そうなってくると、お母さん方は、あ、母乳じゃなくていいのかと、いうようなことになってきて、その、人工のミルクを与える。
ま、これは、あの、人工のミルクを与えても、その、ま、目をちゃんと見ながら、その、子育てをすると、その、先程のプロラクチンというのは脳内には出てこないんですが、オキシトシンというものは、それを、な、あの、お世話をすることで母性というのが出てくるんで、そんなに問題はないんですが、最近のお母さん方は、あの、携帯電話とかね、これをやってるんですね。
そうすると、その、保育士さんに聞いたんですが、その、ミルクを子供の口に差し込んで、自分はこうやっているわけですね。(右手でミルクを差し込み、左手で携帯電話をいじるジェスチャーをする大山一郎議員)
そしたら、先程言ったような、目と目を見ると、いうような、その、子育てが全くできていない。
だから、栄養学的には問題がなくって、でも、やっぱり人間と人間の母子一体感ということを築くと、いうことに関しては非常に問題がある、ということが、や、現代の脳科学の、おー、勉強しているとわかってきます。
まあ、そのようなことをですね、その、行政が、その、1年の休業保育とか、いうこと、急に預けられた子供達がどのようなショック状態になるかということ、そういうことは全く頭の中にはありません。
ですから、えー、やっぱり、その、子育てというのは、その、今特にイク、イクメンとかいって、お父さんが、えー、誰が育ててもいいんですよと、だから、お母さんじゃなくっても、お父さんが、えー、代わりに育てたって問題ないんですよ、というような考え方もあるんですが、これは全くの、おー、嘘でありまして、私が勉強した限りは、やはり、小さい時の、その、母子一体感というのは、やっぱり、母親でないと、これは意味がないというようなこと。
まあ、あの、こういうことを言うと必ず、じゃあ、その、父子家庭はどうなるんだとか、そういうようなことでいちゃもんをつけてくる人達がいっぱいいるんですけども、そんなことを言ってるわけでは、それはそれで、また、色んなやり方があるんです、そのために、おじいちゃんとかおばあちゃんとかね、そういうような世代間の子育てというのがあるんですけど、今はそのおじいちゃん、おばあちゃんがいなくなってるんですね。
だから、そういうようなことで、託児所とか保育所に頼りすぎたことをやっているということになってくると、これは非常に、その、子供達の、その、健全育成という意味において、非常に問題があるんではないのかなと、いう風に、私は認識を、おー、しております。
で、特にその、母子一体感というものをつけて、1歳ぐらいからもうね、立ち歩きを子供達は始めます。
歩いて、歩くということは、色んな所に自分で行けるということになってくるから、ここから躾をちゃんとしておかないと、勝手に道路に飛び出していったり、勝手に、ね、窓から、あの、出ていったり、そういうような状況が考えられるわけですね。
だから、ここからは躾というものが入ってくるわけなんです。
自然界では、やっぱり、その、ただ動物に襲われたり、という色んなじょう(聞き取り不可能)がありますから、その、躾をするためにも、お互いの信頼関係がついていないと、この躾というものは入ってこない。
だから、最近児童虐待をするお母さん方を見ていると、この母子一体感というのが全く築けていない。
子供もお母さんのことを信頼されてない、預けられっぱなしですから。
で、こういうような(右手でミルクを差し込み、左手で携帯電話をいじるジェスチャーをする大山一郎議員)、あの、ながら育児というのをやっておりますから、子供は信頼していない。
ね、お母さんも母性というものが湧いていない。
それなのに、躾をしようとすると、そりゃ、信頼関係ができてない人の、た、言うことは子供だって聞きません。
だから、お母さんはイラッとなって、暴力をぼーんとやってしまうと、この子は何にも言うことを聞かない、ということになってくるわけなんですね。
だから、そういうような状況は、やっぱり、その、おー、今の行政の子育て支援のやり方ということだけではですね、その、今言ったようなことが全く、その、説明されていないし、担保されていない、というのが、私が勉強してきて、今子育て支援に対して、まあ、ずーっとそのことを訴え続けているんですけど、中々、その、行政も、もう、そこには中々目を、むい、向けてくれていないと、まあ、この前の講演会を聞いていただいたということなんですが、そこでもお話させていただきましたけども、その、当選し、し、した瞬間から、(聞き取り不可能)、このことをずーっと訴えているんですが、中々行政も、そういうような、その、母子一体感を築くためには、どんな施策をしなければならないかと、これは預けるところを作るんではなくって、その、3歳まではお母さんが余裕を持って、精神的な余裕を持って、ちゃんと子供と向き合えるような社会というものを本来は作らなければならない。
そういうことに対して、行政が税金を使い、そして、色んな施策を持って、子育て支援とやって、い、いかなければならないんですが、その視点は全く入っていないというのが今の状況です。
それともう一つ、問題になってくるのは、その、あの、神戸の、しょ、少年Aが、連続殺傷事件、という酒鬼薔薇なんとかっていうね、あの事件がありました。
あの事件のことをお母さんにちょっと色々勉強させていただいて、その、追跡調査したり、色んな、あの、ジャーナリストとか、ちゅ、追跡しょうかしたり、裁判記録とか、そういうものを読まさせていただいたりしたんですが、まあ、その時にはっと気がついたのが、何かというと、この、おー、少年Aの、その、おー、せ、生育記録っていうんですか、そういうのを読んだ時に、あのー、お母さんの育児じ日誌かな、育児日誌に、えーとね、これ*5ちょっと読まさせていただくんですけれど、時間大丈夫ですか。
えーっとね、神戸連続児童殺傷事件の犯人、少年Aの場合は、えー、家庭内不和、母親との心の絆の欠如が背景にあった。
この少年Aの精神鑑定書によれば、家庭における親密体験の乏しさを背景に、弟いじめとたいば、体罰との悪循環のもとで、弟をいじめ、そのため母親から厳しく叱られ、虐待され、暗い幼児期を過ごしたことが記されている。
そして、その結果、低い自己価値感情と、乏しい共感能力のため、えー、たす、えー、ただ(?)の否定に至ったと記載されている。
さらに、この母の育児日誌には、7月7日生まれのこの子、少年Aを1ヶ月検診の8月5日、つまり、生後たったの1ヶ月足らずで、今日初めて、トイレでうんちをさせた。
なるべく早くそういう習慣をつけよう、との記述がある。
首のまだ据わらぬ赤ちゃんにトイレでうんちをさせたというのである。
この母親の子育てがどのようなものだったか、推して知るべしである。
この母親が子のペース、リズムに合わせ、子を重んじ、慈しむのではなく、一方的な親の思い込みや、都合で子育てをしてきた。
前述した母親による支配の子育ての断片が読み取れる。
しかも、この母親は肩こり症なので、この子をおんぶをした記憶がない、とも記している。
当然抱っこもしたことが無かったんだろう。
このような接し方をしていては、少年Aに母親に対する基本的信頼感が育たなかったとしても、不思議ではない。
こういう風に記載されているんですね。
だから、まあ、この子は先程言ったような、まあ、極端な、その、母子一体感が築けなかった極端な事例、プラス、これ別の、その、おー、裁判記録で明らかになってるんですが、非常に小さい時から、その、テレビゲームであるとか、ビデオであるとか、そういうものに、この、没頭していったと、いうような、その、生育歴をもっているんですね。
だから、その、母子一体感が築けなかった、うぇ、プラス、そこにゲームとか、現代の、その、便利なものですね、これは何を言いたいかというと、例えば、えー、12時間預けられて、朝の8時から、よ、夜の、えー、8時まで預けられる。
その後、母親が家に迎えに、連れていっ、かえ、えー、家に連れて帰ってくる。
そこから、寝るまでの間、今どんなことが起きてか、かというと、子供はやっとお母さんが迎えに来てく、くれたから甘えますよね。
だから、駄々をこねるんですね。
そうなってくると、母親も疲れてますから、この子のその駄々を何とかしか、直さなければならない。
えー、これを、子育てを、今度はテレビに投げるんですね。
どういうことかと言うと、ビデオ、その、ディズニーとか、ね、それから、えー、宮崎駿監督のトトロとか、そういうの、私も経験があるんですが、そういうようなビデオが最近はたっくさん出ております。
そこに子育てを投げるんですね。
そうすると、子供は、私も経験があります、子供はものすごく静かになってじーっとそれを見つめております。
もうあき、飽きんのかいうぐらい、何回も何回も繰り返しそのビデオを見るようになるんですね。
そうなってくると、母親としては非常に楽なんです。
ですから、12時間子育てを放棄して、まあ、放棄したわけではありませんが、その、預けっぱなしにして、家に連れて帰ってくると、今度はテレビに、ビデオに、子育てを投げるわけですね。
まあ、そのまんま、えー、眠りについて、朝起きて、その事が毎日毎日繰り返されるわけですね。
そうなってくると、子供は母親から愛情を受けたという感覚、意識が、毎日一緒にいるのに無いわけなんですよ。
こういうような育ち方をこの少年Aはしてるわけなんですね。
だから、えー、映像メディア、プラス、その、母子一体感がきずけて、築けていないと、いうようなことが起こってきます。



注釈
*1みんな子育て応援団(香川県子育て支援情報)|子育てを相談する
*2せとうち田園都市香川創造プラン(一括〔PDF形式〕の107ページ、もしくは、安心できる香川づくり〔施策体系17〜30〕)
*3脳内汚染 | 岡田 尊司 |本 | 通販 | Amazon
*4「脳力」低下社会 | 森 昭雄 |本 | 通販 | Amazon
*5家庭教育の再生 (日本の教育改革をどう構想するか 民間教育臨調の提言) | 林 道義, 潤一, 西澤 |本 | 通販 | Amazon