心禅の会での大山一郎の発言書き起こし〜福祉編〜

大山一郎香川県議会議員の、2013年9月24日の専修院 第十一回 心禅の会 家族・教育・香川の再生の講演での、福祉に関する発言を書き起こしてみました。
これでこの動画の書き起こしは全て終了しました。



出典元
https://www.youtube.com/watch?v=fzHG5CnhIys
第十一回 心禅の会:{^L^}が食べたもん
動画時間1時間8分5秒〜1時間21分20秒(終)



まあ、あのー、と、その、えー、こういう、その、福祉のことになってくると、必ず、その、イデオロギーを持った方々や、それから、その、ちょっとこう、ね、その、勉強なさった方々は、その、スウェーデンということを出してきます。
スウェーデン型福祉は非常に良いものを持っていると、いうようなこと、皆様方も聞いたことがあると思います。
スウェーデンというのは、揺りかごから墓場まで、ね、それから、子供からお年寄りまでずーっと、行政が、えー、ちゃんと面倒を見るんだと、いうような非常に福祉の行き届いた国というイメージがある。
だから、その、スウェーデン型福祉を目指そうというようなことを色んな方が言っております。
じゃあ、本当にスウェーデンというのはそんなにいい国なんだろうか、という風に私は思って、スウェーデンに行ってきました。
まあ、それで、実質自分の目で、み、見てみなければならないということを考えたんですが、あの、まずね、その、えーと、スウェーデンのね、あの、実態というのですが、あの、すいません、あの、後ろにちょっと私のバッグがあるんですけど、すいません、まだ時間大丈夫ですか。
あの、皆さんのイメージの中では、スウェ、スウェーデンという国は非常に福祉の行き届いて、その、その、だから、治安もいいし、そういうようなイメージがあると思うんですね。
でも、その、あの、これ外務省、が、えー、ホームページの中で、各外国への旅行者向けに出しておる、これホームページ*1からちょっと抜き出してきたんですけども、スウェーデンのところにどんなことが書いているかというと、スウェーデンの2011年の統計によれば、犯罪として認知された記録だけでも、約140万件の犯罪が報告されています。
統計の取り方は国ごとに相違があり、単純比較はできないものの、実行費約13倍の日本の犯罪件数、刑法犯が約148万件、2011年ですから、スウェーデンの犯罪発生率は日本の約13倍にも及ぶ、いうことになっております。
だから、スウェーデンに行った時には、あの、えー、その、持ち物の、おー、とか、それから、決して一人歩きをしないでくださいとか、そういうようなことはここには書かれておりません。
特に、えー、その、性犯罪について、強姦事件は年々増加傾向にあり、毎年過去最高を更新しています。
日本人が被害にあった例もあり、女性の深夜の外出、帰宅の際には、出来るだけ交通量の多い明るい道路を選択し、暗がりでの独り歩きは極力避けるようにしてください。
ていう風に、外務省のホームページに、スウェーデンに、旅行者に向けてこれ書いてあるんですが、まあ、何が言いたいかというと、スウェーデンっていうのは、非常に、えー、大きな犯罪大国であると、いうことなんですね。
このことが、もうほとんどマスコミは報道されていません。
ここに、あの、福祉国家の戦い*2というのがありましてね、で、スウェーデンの犯罪プラス、まあ、これ、先程の外務省の分と、えー、リンクするとこがありますんで、まあちょっとあれですが、えー、スウェーデンの、えー、犯罪の実態は、まさに質、量共に
犯罪王国と呼ぶにふさわしい程である。
例えば、刑事犯罪のここ数年の平均は、日本が大体170万件、スウェーデンが100万件である。
しかし、日本の人口はスウェーデンの2倍ではない、17倍である。
スウェーデンの統計書で調べると、例えば、強姦事件が日本の20倍以上、人口10万人当たり、強盗は日本の100倍以上なのであります。
これを10万人当たりの平均犯罪で比較すると、日本の7倍、米国の4倍であると、まあ、これにもそのようなことが書かれております。
まあ、先程の、その、こん、外務省のホームページと、まあ、ほぼリンクするんですけども、そのようにスウェーデンは犯罪王国なんですね。
特に青少年の犯罪、それから、その、強盗強姦致傷、そういうものが非常に多いんですけども、これはどういう風な経緯でそうなったかというと、スウェーデンというのは、先程も言ったように、揺りかごから墓場まで、要するに、生まれた子供はすぐに託児所、保育所に預けられるんですね。
ですから、お父さんお母さんがほとんど面倒を見ていないと、いうこと、この実態があるんですね。
お父さんお母さんは、よこ、余暇を、すが、過ごしたり、それから、好きな仕事に就いたり、色んなことをやって、子供はほとんどの子供がすぐに預けられるという状況。
そういうようなこと、要するに、家族がしなければならないことを全部行政がやっていると、いう風なんですね。
それと、その、年間の自殺者数が非常に多いということ。
それから、その、私がスウェーデンに行った時に、老人ホームに行ったんです、今慰問に行かさせていただきました。
まあそれは、あの、素晴らしい老人ホームでした、まあ施設的には。
そりゃそうです、あの、あのー、皆さん、スウェーデン人の大体、その、給料の70%、税負担率、スウェーデンてとこは70%ですから、その、おー、ま、100万稼いだら70万は税金で持っていかれるわけですから、それだけ分、その、福祉は、に、充実しているわけで、ですから、その、施設的には非常に立派な、がありました。
まあ、あの、プールはある、ビリヤード場はある、映画施設もある、そういうようなことではありましたが、まあ、その、お年寄りの皆さん方と慰問に行って、その、聞いてびっくりしたことは何かと、まあ、そりゃ、は、大体平均して言えることだという風に思うんですが、家族が全く面会に来ないんですね。
あの、お、あ、おじいさんが、その、言ってました。
その、要するに、そのー、福祉は確かに、このスウェーデンというところは非常に良いし、自分達も満足はしているが、しかし、何が一番大きく、その、昔と今で変わったかというと、家族の崩壊やと、いうことを言っておりました。
要するに、家族がしなければならないことを福祉というのは、全部そうなんですよ、福祉というのは全部家族が本来、例えば、あの、お父さんお母さんが忙しい時、これ昔からありました、ね、戦後(聞き取り不可能)の時なんか、ほんとに日本も、その、ひもじい時代がありましたから、そんな時お父さんお母さん、さ、働いておりましたから、子供の面倒なんか見れなかった。
しかし、そういう時にはおじいちゃんおばあちゃんがちゃんと、お父さんお母さんとおんなじ愛情を子供にかけてくれてた。
だから、子供達は、その、母子一体感を築けなくても、ちゃんと愛情をかけられていたから、そんなに曲がった方向にはいかなかった。
しかし、これは福祉が進んできて、時代が変わってくると、この、その、おじいちゃんおばあちゃんがいなくなって、今度は核家族化が進んで、今度は行政がその代わりをするようになってきた。
だから、その、おじいちゃんおばあちゃんも、その、我々がもうそろそろ帰りますね、だって2時間半ぐらいいたんですから、そろそろ帰りますねって言っても、まあ、もう少しいたらいいじゃない、今日帰るんじゃないんでしょみたいな、結局寂しいんですね。
もっと話しようっていうことを、あの、訴えてくるわけですね。
で、よく聞いてみると、先程言ったように家族が全く面会に来ない。
そりゃそうです、自分の若い時に子供達に愛情を与えていないんですから、その与えていない子供達から愛情を受けようと思ったって、そんなことはありえないんですね。
だから、スウェーデンというところは、僕が見た限りでは、色んな文献を読んでみても、この犯罪発生率の、は、あの、状況から見ても、非常に寂しい国なんだなあと、福祉が進みすぎるとこういうことになるんだなあと、いう風に、私は思いました。
だから、絶対に決して、あの、この香川県をそういうような、えー、あの、間違った、その、ね、方向に行かしてはならないんではないのかな、それが、それが、我々政治家の仕事ではないかなと、いう風に、思い出していだだいております。
まあ、ま、以上のようなことを私は、その、政治の中での、あのー、1つの自分の使命として、今一生懸命活動させていただいておりますが、まあ中々、それが、その、色んなイデオロギーであるとかね、そういうようなことに邪魔されたり、それから、マスコミ、が全く報道していただけなかったり、まあ、色んな質問を、あ、その、やっておる、おりますが、次の日の新聞を見ても全くそういう質問は記事にはなったことがありません。
まあ、ですから、まあ、こういう場をお借りして、え、皆さん方に訴えさせていただいて、まあ、それで、皆さん方がまた、あの、もし、えー、か、えー、同調をしていただけるんであれば、さんこ、賛同いただけるんであれば、そういう政治活動にも、あの、興味を示していただいたらなあと、いう風に思っております。
まあ、あの、えー、中々、その、こ、意を尽くしたことがお話できたか、えー、どうか分かりませんが、まあ、あの、以上をもちまして、私のお話にかん、今日はどうもご静聴ありがとうございました。

(拍手)

司会:以上で大山議員の講演を終了させていただきます。
皆さんもう一度拍手をお願いします。

(拍手)

司会:えー、続きまして、えー、西村道*3に簡単なまとめをいただきます。

西村嘉明氏:大山先生、今日は、あー、ありがとうございました。
まあ、てっきり私は政治経済が、あー、専門だったと、子育て(聞き取り不可能)人間形成について、人文科学者であるのは初めて知りました。
おお、全く申し訳ないですけど。
まさに、お、先生の仰る通りで、えー、(聞き取り不可能)そうですけども、国家の基本ってやっぱ、やっぱり教育だと思うんです。
教育がなされない国っていうのはやっぱり三流国なんです。
今日本の国は形あるものが諸外国にどんどん輸出されてますけど、これから輸出するのは日本の伝統文化で、目に見えない精神ですね。
これを、あの、是非諸外国の人に知ってもらわなきゃいけないと。
最後になりますけども、あの、毎度言うんですけども、仏教の基本観念何だって、私あの、アメリカ宣教師が来た時にお恥ずかしい、今から20年前何も語られなかったです。
今日始めての人いらっしゃるんで、仏教の基本観念は平等と慈悲です。
たったこの2つです。
仏教の究極の理想は人のためにすることです、これだけです。
ついでに申しますと、神道の、神道ですね、今国家神道って話、神道の基本観念何だ、三種の神器ってのがあるでしょ。
これは正義と慈悲と、おー、使令(?)なんです。
この3つをもって答えてください。
諸外国の人、ちょうどね、県の、もう今(聞き取り不可能)先生がいなくって、ですけども、香川県にあの、英語の先生が来るんですよ、県発祥です、ですかね、あの、中学、高校か(聞き取り不可能)。
で、帰る時に、あの、日本の伝統文化をのみたいって私のところのぜんどうぜん(?)、来るわけです。
で、来た時に、質問があるってよく(聞き取り不可能)、武士道って何ですか、ってまた同時に古武士と武士の違いを言ってくださいって言うんです。
こういうことを言うんです。
で、武士道ていうのは私、即答える時には、責任の取れる男だと、こう認識してください。
(聞き取り不可能)がどうのこうのって、あれはクリスチャンから、あー、ふる、あの、奥さんがアメリカ人でキリスト教ですからね、それから、(聞き取り不可能)世界に行ったと。
(聞き取り不可能)もそうですね。
武士道とは死ぬことになると見つけたりってあれ、嘘です。
何度か読んでください。
何度も読む読む。
死を覚悟で持って、業務にあたれって言うんです。
(聞き取り不可能)責任取って、死を持って責任を取らせていただきますって、そういう心構えが大事だっていうのを、(聞き取り不可能)の中に書いてます。
これだけです。
今日は本当にあの、幼児虐待、禅の教えなんですけど、幼児教育っていうのは、小さい時より物の善悪わかんないです。
暗闇の中に識別はできない物体があっても、識別できないです。
四角か三角わからないです。
やっぱり、そこにはね、先輩である我々が灯明、明かりを灯しゃいい。
それが学校の先生であり、政治家であり、我々のような、あの、僧侶なんですね。
そういうことで、今日は本当に、あの、大山先生の、こう、知らざる面を見せていただいてありがとうございました。
どうもありがとうございました。



注釈
*1外務省 海外安全ホームページ|安全の手引き 在スウェーデン日本国大使館(アーカイブ)
https://archive.vn/FpaGr(アーカイブ)
*2https://www.amazon.co.jp/%E7%A6%8F%E7%A5%89%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E9%97%98%E3%81%84%E2%80%95%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%95%99%E8%A8%93-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%AD%A6%E7%94%B0-%E9%BE%8D%E5%A4%AB/dp/4121015754
*3専修院の道主の西村嘉明氏
瀬戸内国際禅道場・専修院