心禅の会での大山一郎の発言書き起こし〜不自由な教育編〜

大山一郎香川県議会議員の、2013年9月24日の専修院 第十一回 心禅の会 家族・教育・香川の再生の講演での、子供は不自由に教育するべきだ、など、教育に関する発言を書き起こしてみました。



出典元
https://www.youtube.com/watch?v=fzHG5CnhIys
第十一回 心禅の会:{^L^}が食べたもん
動画時間58分30秒〜1時間8分5秒



それから、その、今度は教育というのに入ってくんですが、まあ、その、一時、その、自由教育というものが、あー、日本では主流になりました。
あの、よく、我々も、その、ち、えー、自分の娘が生まれた時によく言われました。
子供は、その、叱ったらダメよ、褒めて育てないかんのよ、っていう、常に褒めなさいよっていうことを言われました。
でも、私の経験から言うと、親から叱られ、ね、それから、母親からはきつく怒られ、で、酷い時には、あの、木で縛られた経験もあります。
で、先生も、その、どちらかと言うと、非常に厳しい先生を未だに、えー、頭の中に残っているんですが、まあ、そのー、そ、暴力的ではあるが、しかし、愛情を持った、その、導いた、その、考え方、ということね。
これに関しては、私は自分のちっちゃい時を考えたら、あのことがあったおかげで今の自分があるんだな、あの時に、えー、なんやっていう反発はしたけど、でも、あの時の、あの、お母さん、お父さんの、あの、その、し、ね、えー、きつい言葉、それから、叱責、そういうものがあったから、今の自分があるんだなという風に、私は思うわけですね。
それと対極に、絶対に叱るなというような教育の仕方がありまして、これの一番、い、その、特に日教組なんかが進めているのが、その、自由教育というものを一時進めました。
例えば、幼稚園でも、えー、今までの幼稚園でしたら、その、給食の時間になったら、その、はい、今から給食の時間ですよ、ちゃんと手を洗ってきなさい、そ、て、手を洗ってきた人、はい、じゃあ、あの、おててを合わせていただきます、ということを言う。
で、えー、その、みんなと同じものを食べなさい、っていうようなことが、え、今までの教育(聞き取り不可能)としてやられてきました。
しかし、自由教育になってくると、お腹が空いたら自分の好きなもの食べていいんですよ、お腹が空いてなかったら食べなくていいですよ、というようなこと。
いただきますなんていう言葉言わなくていいですよ、みたいな躾、が入ってきたわけですね。
それから、それが小学校になっても、そういうような考え方、絶対に叱るなとか、それから、その、特に、日教組なんかが特に言ってる、順番をつけるなんてのはもっての外だと、いうような、その、人間に順番をつけたらいけないというようなこと。
それから、男女の差別を、は、したらいかん。
まあ、男女の差別をしてはいけ、いけないというのは当然のことなんですが、彼らは区別をしてはいけない、区別ということは、差別につながるんだと、いうような考え方。
そういうものが、えー、その、一緒の教育の中に入ってきました。
特に自由という言葉は戦後、その、戦前の、その、おー、軍隊の、日本軍の教育が、えー、戦前教育が非常に、その、統一的なことであって、で、え、その威嚇的な教育をしたと、その時の子供達には自由がなかった、だから、その反動として日本は、その、自由教育というものを受け入れる措置が非常にあった。
それはアメリカやヨーロッパから入ってきたんですが、しかし、その、アメリカとかヨーロッパというのは、その、い、一神教と言いまして、あの、絶対しん、キリスト教ですね、例えば。
そういうようなものがあって、ちゃんとした道徳観念が、その、宗教で、え、ちっちゃい時から、あの、影響を受けているわけですね。
だから、その、宗教において、右の頬を打たれたら、左の頬を出しなさいと、そういうような教育を受けて、ちゃんと道徳観念を持って、自由教育というものが入ってきております。
しかし、日本の場合は、その、戦後、その、神道禁止令というのが出まして、アメリカ軍が日本の神風特攻隊とか、そういうようなものは、要するに、この神道が悪いんだと、いうような、ここに影響があるんだと、いうようなことで神道禁止令というのが出て、その、教育の中に宗教を持ち込んではダメだと、いうような考え方。
その中に、その、自由教育というのが入ってきてしまいました。
ですから、無尽蔵な自由というものが、この教育の中に入ってきたと、いう風に言っても過言ではありませんでした。
ですから、その教育は大分、今、あの、見直されてはきてます。
例えば運動会でね、その、かけっこをして、最終的に手を繋いで皆で、はいゴールしましょう、これが平等ですよ、みたいなね、競争は、し、ダメですよ、みたいな、ことがありました。
こんなことはおかしい、一般、考えたらおかしいんですよ。
だから、そういうようなこともあって、大分改善はされましたが、その、一番入ってきた当初、は、これが信じられておりましたから、その時代に、えー、10年か20年という時代があったんですが、その時代に育った子供達というのは、その、自由は良いことで、不自由は悪いこと、というような感覚がどうも身についていってるんですね。
だから、その、自由が良いことで不自由が悪いこと、ということになってくると、例えば、その、おー、社会に出ます、で、社会に出て就職をする、で、自由が良いことで、不自由が悪いこと、ということになってくると、社会の会社なんていうのは、その、上司に言われたことはちゃんと、自分がこんなことおかしいなと思っても、しゃ、えー、ね、組織の命令としてやらなければならない。
それから、何時から何時まではちゃんと、その、おー、遅刻をせず、そして、その、上司が帰っていいよって言うまでは、自分の、じぶ、自由なんかありません。
だから、そういうような社会の、組織の中に入ると、自由というものが束縛されることになってきます。
そうなってくると、自由は良いことで、不自由は悪いことと、いう風に思い込んでますから、会社には馴染めるわけがありません。
会社自体が自分の自由を束縛する対象になってくるわけですね。
だから、やーめたっていうことになってきて、結局はニート、フリーター、そういうようなものにどんどんどんどん流れていくと、いうような状況も生まれてきました。
それから、えー、その、結婚をしますよね、家庭というものを築く、家庭というものを築きます。
そうすると、その、家庭というのは私も、えー、結婚しましたが、皆さん方もそうだと思うんですが、一応、だん、男性と女性がこれは、自ら進んで不自由になることであって、お互いに自由を謳歌するところではありませんよね。
家庭には家庭のルールがあって、やってはならないこと、そして、その、ね、守らなければならないルール、ていうのは必ずあります。
ですから、そういうような家庭の中で、自由は良いことで不自由は悪いこと、というような感覚を持ってお互いが接すると、どうしてもお互いが自分の自由を束縛する対象になってくるんですね。
だから、今度は、その、離婚率がどんどんと増えていくと、いうことになります。
そして、子育てです。
今度は子育てに戻ってくると、こそ、子供というのは先程言ったように、0歳から3歳ぐらいまでは子供は1人では何にもできません。
親に、その、お腹が空いたら泣き、ね、それから、オムツが、えー、変えてほしいといっては泣き、そういうようなことで、その、親の自由を束縛することになります。
これが、先程言ったここに書いてる負担ということになってくるんだという風に思いますが、しかし、それは、先程言ったように、ちゃんと、その、自然というものはうまくできていて、母親は子育てをするうちに、自分の負担ではなくって、自分も一緒に子供と成長をし、愛情を深めていくというような、その、生物という、生物学的にね、そういう風にできているのに、ここで、自由は良いことで、不自由は悪いこと、いうことを、に、思ってしまうと、この子供が1日中自分の自由を束縛する対象になってくるわけですね。
そうなってくると、どうなっていくかというと、児童虐待、というものに繋がっていくと、いう風に、私は最終的に、あの、児童虐待というものを勉強した時に、ああ、ここに繋がってくるのかと、いう風に、私は思いました。
だから、まず、一番大事なことは、その、おー、母子一体感というものをちゃんと築いてあげるということを、助けていく行政の施策というものが必要なんです。
だから、今進めておる待機児童0作戦とか、それから、延長保育とか、休日保育とか、そういうものをもっと増やせるか、そういうような子育てを負担という風に置き換えて、その負担を軽減することが行政の施策なんだという今のやり方、に対して、私はおかしいということをずっと今訴えてきております。
しかし、中々それが、えー、その、実を結ぶところまではまだいってないのが現実です。
それから、教育、教育というものは、やはり、その、今、その、教育と宗教は別にしなければならないと言っておりますが、やっぱり、道徳教育というものの中には、やはり、昔の、その、神社とか、それから、お寺さんであるとか、そういうところで子供達が習ったように、まあ、その、変な偏向宗教もダメですけどね、そういうことではなくって、日本のちゃんとした、歴史的にちゃんとした、根拠のある宗教というもの、を、い、ちゃんと教育の中には入れていくべきではないのかなと、いう風に思うし、それから、自由の良さを教えるんであれば、不自由の大切さというものをちゃんと教育の中に入れて、教えていかなければ、もうその、ニートとかフリーターとか、もうニートフリーター対策とかいってね、色んなこと行政がやっておりますが、全く効果がありません。
それは、今言ったようなことを理解せずにニートフリーター対策をやっているからだと、私は思っております。