なぜ香川のゲーム条例のパブコメは組織票だと疑われているのか

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例のパブリックコメント(以下パブコメ)の賛成意見が組織票ではないかと疑われていますが、なぜ疑われているのか。
また、その組織票を行ったのが、条例の賛成派の議員、特に条例の成立を主導した大山一郎議員だとなぜ疑われているのか。
その根拠を箇条書きでまとめてみました。



パブコメの募集期間は通常一ヶ月だが、この条例の募集期間は半分の15日しかない。*1
それについて、議会事務局は議会で決めたことだと発言。*2
しかし、条例の検討委員会の委員でもある竹本議員は、知らない間に2週間になってしまったと発言。*3

・事業者以外の県外からのパブコメを受け付けていない。
そのことに対して、議会事務局は県の条例ですので、県民から意見をいただくことにしましたと発言*1*2

・議会事務局がパブコメを賛否で分けて集計した。*4*5(26:46~)

・偽名による応募は無効だと募集要項に書いてあったが、実在する人物かどうか確認していなかった。*1*6

パブコメを送った人の年齢構成を公開した。
その上、そのページが削除されている。*7

・しらべぇが不正があるのではないかと問うと、議会事務局が仮にそのようなことがあったとしても、広く意見を求めるという意味において排除されるものではないと考えていると発言。*8

・条例が採決されるまでパブコメの概要しか公開されず、原本が公開されなかった。*9

・条例採決後の3月18日午後1時〜19日午後5時に条例の検討委員会の委員14名に初めて原本が公開されたが、事務局からパブリックコメントの内容を口外しないよう通知があり、「情報が漏洩した場合、委員全員の連帯責任となる」旨の書類に署名するよう指示された。*9*10
竹本議員が署名したが、署名した文章のコピーをとることを拒否された。*3

・3月27日に原本を一般向けに開示予定だったが、公開請求に係る公文書が大量であり、かつ多数の非公開情報が含まれており、慎重な審査を要することから、期間内に公開決定等を行うことができないため。との理由で5月11日に延期された。
しかし、3月19日に原本を閲覧した竹本議員によると、個人情報はすでに黒塗りだったとのこと。*11*12

・過去香川県によせられたパブコメは数件程度なのに、賛成意見が2269件と桁違いに多い。*13

・3月12日の検討委員会で、氏家孝志議員が「(パブコメは)賛成多数だから、もう採決してはどうか」と発言し、20分ほどで議論が打ち切られた。*14

・記者のその、(賛成意見の)多さというのはどのように受け止めてますかとの質問に対し、大山一郎議員が、はい、我々もそれは少しちょっと驚いているところではございますが、子どもたちの状況を一番見ておいでになる親御さんであるとか、家族の皆様方の意見が反映されたのではないのかなと、いう風に考えております。と返答した。*5(10:25~)*15

・3月16日に自民党議員会、リベラル香川、共産党議員団の三会派がパブコメの詳細な内容を公開するように大山一郎議長(当時)に申し入れたが、個人情報を隠す作業が間に合わないとして、開示されなかった。*5(11:05~)*16

・賛成意見の中で、「皆の意識が高まればいい」というコメントが176件、「明るい未来を期待して」が142件、「子供達に与える影響様々」が137件、「判断の乏しい大人を」が128件あった。*5(19:38~)
しかも、これらの意見が順番に、ループするように送信されている。*17

・賛成意見の8割近い約1900件がご意見箱から投稿されていた。
意見の提出方法は持参、FAX、電子メールであり、ご意見箱については案内していなかったが、ご意見箱からの投稿もメールとして扱った。
ちなみに、過去5年間、ご意見箱からの投稿はゼロである。*1*5(20:09~)
しかも、ご意見箱から投稿された内容はほとんどが「賛成します」、「賛同します」という短い文だった。*17

・賛成意見の中で、「依存層」というコメントが21件、「ご感て想」が20件以上、「条例にについて」が50件、「ゲットゲーム条例」が2件など、誤字と思われるものが複数あった。*5(22:55~)*18

パブコメで使われている平均文字数が、2331件ある賛成意見だと35.2文字、306件ある反対意見だと1400.5文字である。
また、意見の数が県議会の発表とあっていない。*5(23:47~)

・単語の出現頻度を大きさによって表現するワードクラウドという手法で内容を可視化すると、反対意見は多様な文字を使っているが、賛成意見は極めて限られた文字しか使われていないことがわかる。*5(24:00~)

・反対意見が送られた日付はばらけているが、賛成意見は2月1日に1086件、2月2日に143件、2月3日に517件、この3日間に合計1746件、賛成意見の77.4%が送られている。*5(24:45~)

・2月1日は午前8時台からパブコメの賛成意見の投稿が始まり、ピークである午後8時台には201件も投稿されている。
しかし、2月2日の午前中にはたった1件しかない。*5(25:03~)

自民党議員会、リベラル香川、共産党議員団が条例の制定過程に疑念があるとして、検証委員会の設置を求めた。*19
しかし、大山一郎議長(当時)は、「条例の制定過程に問題があったとは考えていないので、今のところ検証委員会を立ち上げることは考えていない」、「もう済んだこと」、「前例通りやっただけで問題はない」と発言。
このときKSBと朝日新聞の取材には応じなかったが、なぜかNHKの取材には応じている。*20*21*22

・大山一郎議員が議長を退任する際、KSBが大山一郎議員に直接インタビューしようと議場の外で待ち構えていたが、大山一郎議員はカメラを避けるように足早に立ち去った。*15

・大山一郎議員と交代で議長になった西川昭吾議員が「(検討委員会の)議決の時は、意見が煮詰まっておりましたし、可決された条例でありますので、これ以上の議論は必要ないと認識しております」、「可決、成立した条例。臆測だけで結論の出ない議論は必要ない。(設置する)つもりはない」、「1人の方が大量に送ったとしても、その人の思いの問題だ」、「仕組み自体がそういうことができるから起きた。パブコメのあり方を考えてもいい」と発言。*15*23

・十河直副議長が「(パブリックコメントについては)私のほうでは承知してないし、いつどのようにしてやったかも、実は勉強不足で、分かっておりません」、「(Q.パブコメを重視せずに議論を?)私自身はそうかもわからんですね」と発言。
西川昭吾議長は「副議長がおっしゃるのは、(パブリックコメントを)重視してなかったという今までの慣例に沿った中で、今回のパブコメについても住民投票のような形ではなかったので、重視して話し合った記憶がないという意味でおっしゃっておるんじゃないかと」と発言。*24

・KSBが大山一郎議員に事前に質問を送った上で、直接インタビューした。
この部分は動画のみで文字に書き起こされていない上に、個人的に重要だと判断したので、一部始終を書き起こします。


(歩く大山一郎議員と、それを追いかけながら質問するKSBの山下洋平記者)
(ナレーションで聞き取りづらい)
山下記者「あ、大山さん、おはようございます。」
大山議員「おはようございます。」
山下記者「…ゲーム依存症…下に降り…」(聞き取れない)
大山議員「あの、えー、私はもう委員長を退きましたので、私は」
(ここでナレーションが終了、場面が切り替わり、階段を降りていく大山議員)
山下記者「大山さんにお話伺いたいんですけど」
大山議員「私は今一議員ですから、その立場にありませんので」
山下記者「いえ、でも、成立まで主導されたのは大山さんでしょう」
(場面が切り替わり、大山議員の前に立つ山下記者)
山下記者「でも、委員長としての責任ある立場で、されたから」
大山議員「ええ、そうですよ」
山下記者「ね、多くの疑問が生じてるわけなので」
大山議員「ええ」
山下記者「ぜひ、お答えいただけますか」
大山議員「疑問はあなた方、質問状で、きてるじゃないですか」
山下記者「はい」
(場面が切り替わり、立ち止まってインタビューを受ける大山議員)
山下記者「大山さんが委員長の時に行ったパブリックコメントで」
大山議員「はい」
山下記者「賛成意見に多くの同じ文言があったとか疑問が生じているんですけども、委員長はそれご覧になってますよね、原本」
大山議員「も、も、見てますよ」
山下記者「どう思われましたか」
大山議員「我々は、その、パブリックコメントに、あのー、答える立場にありませんので、パブリックコメントは、あくまでも、一般の方から議会に、えー、きた、コメントでありますから、我々議会がそれに対して、どうこう言える立場ではありません」
(場面が変わる)
山下記者「いや、パブリックコメントは賛否を問うものではないと会見でおっしゃってましたよね」
大山議員「はい、はい、はい」
山下記者「それなのに、表紙に賛成と反対の数を表示したのはなぜですか」
大山議員「まあ、それは、あのー、全てにおいて、議会の中で、まあ、そりゃ全て、あの、今日議長が回答しますので」
山下記者「いやいやいや、(聞き取り不可能)さいよ」
大山議員「はい、はい、議長が回答しますので、申し訳ありませんけども」
*5(43:55~)

自民党議員会、リベラル香川、共産党議員団の3会派からの申し入れに対し、西川昭吾議長が回答した。
パブリックコメントへの疑問について、寄せられた意見をそのまま受理したもので、提出された経緯等を把握・確認はできないし、義務付けられていないと回答。
また、パブコメで賛成、反対の人数を示した理由について、様々な立場で多数の意見が寄せられたことから、整理をするためと回答した。*5(45:11~)

・5月22日に条例の制定過程を検証する委員会の設置を求める自民党議員会、リベラル香川、共産党議員団の三会派の申し入れに、西川昭吾議長が今後の、ま、これ(ゲーム条例)も踏まえてですけど、今後の議員条例を作るときの仕組みというか、問題点がこういうところにありましたね、だから今後はこういうやり方をしていこうということであって、条例そのものの検証ではないですよと発言し、応じる姿勢を見せたが、6月1日に検証委員会を開いたとしても答えは全く今と同じ答えになる。全く平行線をたどって何の答えも出ないと分かりきっておる改革検討委員会は必要ないと発言し、撤回した。*25*26

・大山一郎議員を強く慕っていて、条例の賛成派でもある合田隆胤観音寺市議会議員が、後援会メンバー50名にパブコメを書いてもらった。
パブコメの記入用の用紙に賛否を記入する欄があり、賛成意見が48件、反対意見が1件、賛成と反対の両方に丸をつけたのが1件と、賛成意見がほとんどだった。
賛成意見の内容は、「〇〇なので賛成です」、「頑張ってください」、「条例を制定してほしい」、「条例は必要」、「条例に期待しています」、「条例を始めたことはすばらしい」、「子供をゲームから守ってください」、「実行してください」、「条例は新しい考えでいいと思う」など、条例に対する具体的な意見ではなく、中身が無いどころか、ただの応援メッセージのようなものまであった。
さらに、賛成に丸をつけるだけで意見を全く書いていないものが2件ある。
*27*28*29*30(賛成0206.pdfに48件、反対0206_02.pdfに1件、提言(全ての日付).pdfに1件)

ご意見箱の約1900件のUA朝日新聞が集計した結果、1700件以上が4種類に集中。1種類あたり約100~850件で、あるUAでは、2月1日午後3時47分から約10時間で約440件が投稿されていた。*31

パブコメを募集する前、議会事務局にメールで反対意見が79件、賛成意見が3件寄せられていた。*32

・合田隆胤議員が、自民党議員会と共産党議員団が共同でパブリックコメントの公開を申し入れたことについて、


自民党議員と共産党議員が手を組んでの申し入れということは!
離党届を用意し覚悟の上での決断だと思います。
※支持者や党員にも納得いく説明をして頂けないと、多くの方の信頼を失う結果になります。
と発言。*29

・4月16日の合田隆胤議員の公式サイトのトップページにパブコメに対して、「偽造・改ざん」と「妄想・空想」で呟いた方は、正々堂々とフルネームを出してください。と書かれているが、4月20日には文章の頭に「私個人が集めた」が付け加えられ、※私個人が集めたパブコメに対して、「偽造・改ざん」や「妄想・空想」と呟いた方は、正々堂々とフルネームを出してください。に変更されている。*33
また、パブコメの改ざん説は捏造だと主張する記事のタイトルが、4月14日には※追記のお知らせです。パブコメの「改ざん説」も捏造です!(事実無根)と書かれてあるが、4月20日には「私に対する」が付け加えられ、※追記のお知らせです。私に対するパブコメの「改ざん説」も捏造です!(事実無根)に変更されている。
さらに、その記事にトップページと同じく、パブコメに対して、「偽造・改ざん」と「妄想・空想」で呟いた方は、正々堂々とフルネームを出してください。と書かれてあるが、これも同じく、「私個人が集めた」が付け加えられ、※私個人が集めたパブコメに対して、「偽造・改ざん」や「妄想・空想」と呟いた方は、正々堂々とフルネームを出してください。に変更されている。*34
ちなみに、KSBが初めてパブコメの原本を公開したのが4月13日である。*35

・ねとらぼ宛に、会社の上司からパブコメのために名義を貸すように頼まれたことを告発する匿名の手紙が届いた。*36
また、竹本議員が、そういえば最後の委員会があった3月12日の昼すぎごろ、議員控室に来た人がいて、その人も『名前貸しの動きがあった』といったことを言っていました。名前は分からないが、顔は見覚えのある人でしたと発言。*14

ありがとうございます! ただ、明日公開される資料は、委員会で配布された「要約」だとお聞きしておりまして、、全意見の公開はされない可能性もあります。 民意操作の疑惑も出ておりますし、もし可能でしたらリベラル香川さんの条例検討委員の方だけでも、全文確認をしていただけませんでしょうか? とのツイートに対し、山本悟史議員が賛成でも反対でも、仮に組織的な投稿があっても、法的には問題がありません。 と返答。*37*38

・ご意見箱からの投稿された全てのパブコメにプライベートIPアドレスの192.168.7.21が記載されていた。
プライベートIPアドレスということは、同じネットワーク内のパソコン、つまり、香川県庁のパソコンから送られたのではないかとの疑惑が浮上。
しかし、香川県の担当部署は香川県庁は、セキュリティ向上のために、代理サーバーを使用している。そのため、外部からのメールなどは、ここを経由して県のサーバーに送られてくるため、すべて同じローカルIPアドレスが表示されるシステムになっている」、「以前は、香川県もグローバルアドレスが表示されるシステムだったが、約5年前にセキュリティをより向上させるために代理サーバーを導入。そのIPアドレスが表示されるようになった」、「今回、同一のIPアドレスが記載されていることは、不正ではない」と発言。*8
KSBが4月21日に実際にご意見箱を使ってみると、担当部署が言ったように、IPアドレスは全て192.168.7.21と記載されていた。*17*39*40
しかし、4月21日にはそうだったからといって、パブコメの募集期間の1月23日〜2月6日にも同じ仕様だったかどうかはわからない。

香川県の約30万円する共有PCが、条例の採決の前日の3月17日に紛失していたことが、4月16日に発表された。*41
パブコメを送信したパソコンを証拠隠滅したのではないかとの疑惑が浮上。


営繕課課長によると、このパソコンが最後に使用されたのが昨年の11月末。それ以降、いつ失くなったかも分からないという。半年ごとに行っている点検で初めて今回の紛失を確認したとのこと。

営繕課職員30人全員から聞き取りを行ったが、すべての職員が「持ち出していない」と証言しているという。警察には相談しているそうだが、被害届は未だに出していない状態。

その理由について、「パソコンが外部に持ち出されたかどうか分からないため」と述べた。なお、営繕課内に防犯カメラは設置されていない。

*42
このしらべぇの記事が書かれたのが4月17日なので、ちょうどパソコンが紛失していることに気づいて1ヶ月であるが、警察に被害届を出していない。
しかし、7月10日に営繕課が当該共有パソコンについては、紛失が判明して1カ月間、職員に聞き取りを行うとともに、庁舎内をくまなく探してまいりましたが見つけられず、令和2年4月16日にホームページに公表し、公表後、速やかに警察に被害届を提出しました。と発言。*43
営繕課の言う「速やかに」の定義がよくわからないが、とりあえず被害届は出した模様。

・賛成派の議員がパブコメの工作疑惑にほとんど触れようとしない。
ブログやTwitterをしている議員なら、いつでも情報を発信できるのに、それをやろうとしない。



出典元一覧
*1abc香川県|香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてパブリック・コメント(意見公募)を実施します
*2a(3/3)香川ゲーム条例、2000件もの「賛成」はどこから 支持派市議がパブコメ集めも: J-CAST ニュース
*3aうぐいすリボン: 対談「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」を巡って
*4https://www.pref.kagawa.lg.jp/content/etc/pubcom/upfiles/pty50x200316162057_f01.pdf
*5abcdefghijkhttps://www.youtube.com/watch?v=rKU94ddbkMc
*6香川県「ゲーム条例」の制定過程に疑問の声 パブコメ提出者の“実在”確認せず集計| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*7https://www.pref.kagawa.lg.jp/content/dir1/dir1_1/dir1_1_1/wavrw9200317095136.shtml(削除済み)
https://archive.vn/2Hijn(アーカイブ)
香川県|香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)(素案)に対するご意見をいただいた方の年齢構成について(アーカイブ)
【魚拓】香川県|香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)(素案)に対するご意見をいただいた方の年齢構成について(アーカイブ)
*8a香川県ゲーム条例パブコメが「同一IPアドレス」で炎上 担当部署の見解は… – ニュースサイトしらべぇ
*9a「ゲームは1日60分まで」香川県議会のゲーム依存対策条例 賛成多数で可決| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*10ゲーム依存対策の条例案 パブコメの詳細公開は「採決の後」に 香川県議会| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*11山下洋平 / TV報道記者 #検証ゲーム条例 on Twitter: "#香川県ゲーム依存症対策条例
パブリックコメントの詳細については、13日に情報公開請求。

きょうが開示の期限でしたが「大量、かつ多数の非公開情報がある」として延長が通知されました。

原本を閲覧した竹本県議によると、氏名や住所は黒塗りされ、中身に個人情報もなさそうだったとのことですが…… https://t.co/c7c0Dswwdk"
*12ゲーム依存症条例のパブコメ「賛成意見の大半は同じ書式」原本を閲覧した議員が証言 香川| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*13パブリック・コメント 一覧
*14a香川ゲーム条例、「(パブコメは)賛成多数だから採決しては」と発言したのは誰だったのか - ねとらぼ
*15abゲーム条例を主導した大山議長が退任 制定過程に“疑問”…検証委の設置申し入れに回答なし 香川| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*16「ゲーム依存対策条例」異例のパブリックコメント詳細非公開…委員会メンバーが申し入れ 香川県議会| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*17aゲーム条例の賛成意見 複数の「雛形」を使い回してご意見箱から連続投稿か 香川| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*18ゲーム条例パブコメに同じ誤字 「依存層」「条例にに」:朝日新聞デジタル
*19香川県ゲーム条例 制定過程に“疑念”…県議会3会派が「検証委員会」の設置を申し入れ| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*20ゲーム条例で3会派が申し入れ|NHK 香川県のニュース(アーカイブ)
https://archive.vn/wWw6b(アーカイブ)
*21香川)検証委の設置を 県議会3会派、ゲーム条例で:朝日新聞デジタル
*22山下洋平 / TV報道記者 #検証ゲーム条例 on Twitter: "NHK高松の27日のニュース。

「大山議長は『条例の制定過程に問題があったとは考えていないので、今のところ検証委員会を立ち上げることは考えていない』と話しています」

この日、うちと朝日新聞の取材申し込みには一切応じなかったのに、NHKにはコメントした?

https://t.co/aFuqnfd402"
*23ゲーム条例「議論必要ない」新県議長、検証委設置を否定 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
*24香川県ゲーム条例 検討委員務めた県議会の新副議長「パブリックコメントの意見は重視していなかった」| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*25ゲーム条例「制定過程」の問題点を香川県議会が議論へ 3会派の申し入れに議長が応じる| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*26香川県のゲーム条例「制定過程」の問題 議長が一転「検証せず」| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*27県政報告 (;゜(エ)゜) | 合田隆胤 Official site
*28ネットゲーム依存症対策 ⊂(・(ェ)・)⊃ | 合田隆胤 Official site
*29a※追記のお知らせです。私に対するパブコメの「改ざん説」も捏造です!(事実無根) | 合田隆胤 Official site
*30香川ゲーム条例、パブコメ原本(約4000ページ)を公開します - ねとらぼ
*31賛成パブコメ、同じPCから多数投稿か 香川ゲーム条例:朝日新聞デジタル
*32「ゲーム1日60分」条例素案を決定、意見募集へ 香川:朝日新聞デジタル
*33合田隆胤 Official site | 『正々堂々と真っ向勝負』( ・(エ)・)ノ))))))(4月16日のアーカイブ)
合田隆胤 Official site | 『正々堂々と真っ向勝負』( ・(エ)・)ノ))))))(4月20日アーカイブ)
https://archive.vn/Hv0cH(4月16日のアーカイブ)
https://archive.vn/cRFVL(4月20日アーカイブ)
*34※追記のお知らせです。パブコメの「改ざん説」も捏造です!(事実無根) | 合田隆胤 Official site(4月14日のアーカイブ)
※追記のお知らせです。私に対するパブコメの「改ざん説」も捏造です!(事実無根) | 合田隆胤 Official site(4月20日アーカイブ)
https://archive.vn/n8CNF(4月14日のアーカイブ)
https://archive.vn/IsfkV(4月20日アーカイブ)
*35ゲーム条例のパブコメ「原本」が開示 多数を占めた賛成意見「全く同じ文章」が何パターンも 香川| KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
*36ねとらぼ on Twitter: "【至急】2月にも一度投稿しましたが、香川県のパブコメ募集について編集部宛てにこちらの手紙をくださった方、もしツイートを見たらご連絡いただけませんか。あるいは同様の事例についてご存じの方でも構いません。
https://t.co/eJ9VD6uqAE… https://t.co/IJepoY8OuN"

*37髙橋 潤 on Twitter: "ありがとうございます!
ただ、明日公開される資料は、委員会で配布された「要約」だとお聞きしておりまして、、全意見の公開はされない可能性もあります。
民意操作の疑惑も出ておりますし、もし可能でしたらリベラル香川さんの条例検討委員の方だけでも、全文確認をしていただけませんでしょうか?… https://t.co/SYGzJhf03U"

*38もっさん🐱感染警戒期 on Twitter: "賛成でも反対でも、仮に組織的な投稿があっても、法的には問題がありません。… "
*39山下洋平 / TV報道記者 #検証ゲーム条例 on Twitter: "視聴下さりありがとうございます。

ご意見箱に送ったもののIPアドレスはすべて同じものが表示されてます。… "
*40山下洋平 / TV報道記者 #検証ゲーム条例 on Twitter: "192.168.7.21です。… "
*41香川県|共有パソコンの紛失について
*42話題の香川県庁、共有パソコン行方不明で再び炎上 発覚から1ヶ月も被害届出さず – ニュースサイトしらべぇ
*43香川県|紛失した共有パソコンについて

心禅の会での大山一郎のゲームについての発言書き起こし

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例の成立を主導した、香川県議会議員の大山一郎氏の、2013年9月24日の専修院 第十一回 心禅の会 家族・教育・香川の再生の講演での、ゲームに関する発言を書き起こしてみました。
なお、発言に出てくる「おかだたけし」は「岡田尊司」の間違いだと思われるので、置き換えて書き起こしています。
また、発言に出てくる「少年A」は酒鬼薔薇聖斗のことだと思われます。
動画時間の28分27秒に「それともう一つ、問題になってくるのは、その、あの、神戸の、しょ、少年Aが、連続殺傷事件、という酒鬼薔薇なんとかっていうね、あの事件がありました。」と発言しています。
この記事では書き起こししていませんが、母乳の代わりに人工ミルクを与えるのはダメ、保育所に子供を預けるのはダメ、父親が育児をするのはダメ、不自由な教育をすべき、などの教育、育児論も語っています。

出典元
https://www.youtube.com/watch?v=fzHG5CnhIys
第十一回 心禅の会:{^L^}が食べたもん
動画時間34分03秒〜58分30秒



今度は脳科学の、その、テレビゲームがですね、どのくらい悪影響を与えるかということが、この、例えばこの、森昭雄先生とか、それから岡田尊司さんとか、こういう本*1*2を見てみると、その、脳科学の専門家の先生なんですけどね、岡田尊司さんというのは京都大学の教授で、香川県の出身なんです。
僕を、あの、この本を見て会いに行って、いろいろお話も聞かせていただいたんですけども。
あの、どういうことかというと、これを少し説明させていただきたいんですけども、その、人間というのは、生まれてから、その、ハタチぐらいまで、ここに前頭前野というのがあります。
前頭前野ということは前頭葉ね、ここ、その言葉は聞いたことがあると思うんですけども、この前頭前野というのはどういう働きをするかというと、記憶を培う、それから、善悪の判断をする、それから、その、全体的ないろんな情報を総合的にここで判断して、その、行動に移す、そういうような大切な、まあ、道徳観念ですね、今非常に大切な、その、脳の部所が前頭前野と、いうことになってきます。
それが、その発達段階で、その、大体0歳からハタチぐらいまでゆっくりゆっくり成長を続けて、ハタチ、18歳からハタチの間に全部が出来上がるということなんですね。
だから、その、これは一挙に発達するわけではありませんので、非常に大事なその成長過程をきちっと経ていかなければならないんですけども、そこにテレビとかビデオとか、そういうものが入ってくると、ようするに、その前頭前野に非常に影響を与える脳が出来上がってくる。
あの、受動態脳と言いましてですね、ようするに、相手から情報は受けるが、双方向の、例えば本の読み聞かせ、というのは、お父さんお母さんが寝る前に子供に対して本を読み聞かせる、で、そうすると子供が例えば質問をしたりですね、こうやって、それから、お母さんにこれはどうなってるのとか言って問いかけたり、そういうような状況が生まれて、それに対して、こうだよ、という風に、ちゃんと説明をしてやる、そういうようなことを毎日繰り返していると、これは、双方向のニューロンという、その脳の、が、発達していって、きちっとした道徳観念を持った、その前頭葉というのに育っていく、ということがわかっているんですが、その、テレビにつかれっきりになっていると、向こうからの情報、そりゃもう双方向ではありませんので、もう流しっぱなしの情報と、非常にそのチカチカとした映像、こういうものが頭の中に組み込まれて、それ専用の脳になっていくということがわかっておりますから、ちっちゃい時にそういうものを経験してしまうと、非常に子供の脳に悪影響を与えるということがわかっておると思います。
それから、大体、最近ではもう早い時期になってくると、3歳から4歳ぐらいで、その、ゲームというものを子供に与える、という風になっております。
まあ、皆さん方はその、年齢的にねえ、その、ゲームをした、私は大学生の時ぐらいが全盛期でしたので、大学生ぐらいの時にゲームにハマったことあるんですが、あの、特にね、その、ゲームという、この森昭雄先生という、これ日本大学の先生なんですが、脳科学の専門医なんですが、この人が、この研究をした、あのー、せい、ことをちょっと皆さんにご紹介させていただくと、その、対戦型ゲームというのがありますね、えー、やったこと多分ないと思うんですが、あのー、いろんなミサイルが飛んできたり、敵がどんどん、その、攻めてきて、それに対して、その、大砲を撃ったり、鉄砲を撃ったり、そういうようなことが相手を撃ち落とすというようなゲームが、あの、これは主流になってきているんですけど、まあ、昔っからそれはあるんですけども、そういうようなゲームを、その、前頭前野が、その、発達する前からやらしていると、ゲーム脳というような脳が育ってくるということをこの人は訴えているんですけども、例えばどういうようなことかというと、その、人間のこの前頭前野というのは、まず例えば、お母さんがこういうことはしちゃ駄目ですよ、というような教育をする、それから、先生からこれは駄目だよという風な注意を受ける、そういうようなことを子供は普段の、その、生活の中で経験をする。
そうすると、この前頭前野のきど、記録として、記憶として残ります。
ですから、目から入ったら、まず一旦はこの情報が前頭前野に送り込まれる。
そこで善悪を判断したり、過去を思い浮かべたり、記憶を辿って、これはしてはいいことだ、悪いことだということをちゃんとここで判断をしてから、運動野という神経に入って、手、目、それから足、が動くようになっております。
ですから、目から入った情報が前頭前野に入って、それからの司令で動くように、これはなってるんです。
ですから、色んな情報がどんどん入ってくると、前頭前野がだんだんだんだん発達していくと、いうことになってるんですが、しかし、このテレビゲームというものをやっていると、対戦型ゲームというのは特にやっていると、その、一秒でも、コンマ何秒でも早く、この、相手の動きから身を守るために、その、ゲームの、である、主人公を守るために、一刻も早く手を動かさなければならない、という状況が生まれてくるんですね。
そうすると、そのゲームをしている時に、目から入ってきた状況を一回一回前頭前野で判断しとったんではこの動きが間に合わないんです。
ですから、その、目から、ゲームをしている時に目から入った情報を直接運動野に入れて、手を動かすと、いうような脳の状態が出来上がると、いうことをこの人は訴えているんですが。
まあ、そうなってくると、これが例えば3歳とか4歳とか、という幼児期、これ前頭前野が未発達な時、この前頭前野が出来上がったのが大体8歳から10歳の一番大切な時期で、そうなんですが、これより前からそのような脳が出来てしまうと、完全に前頭前野の発達がその段階でストップしてしまう。
というような状況が起こるんではないかと、いうことを、この人は気がついたわけなんですね。
で、その先程言ったように、記憶を司る、えー、箇所でもあるし、それから、善悪を判断する箇所でもありますから、そういうようなことがゲームをすることによって、その、阻害された脳を持ったまま幼児期、それから小学校に入学する、ということを、なってくると、ようするにその、記憶を司る前頭前野ですから、例えば先程、えー、先生がそんなことしちゃだめよ、っていうような、えー、ね、支持を受ける。
で、そのゲーム脳になってしまってる子供っていうのは、その10分前、20分前の注意がもう頭から消えてしまう。
前頭前野が発達してませんから。
そのような状況が起こってくる。
それから母親、それから父親、そういう家族から受けた躾というものが、あー、分からなくなってしまう。
それから、善悪の判断というものをするとこですから、この発達状況が悪くなってくると、善悪の判断ができなくなってしまう。
ですから、授業中にうろうろする、立ち歩きをする、いくら注意をしても、すぐその注意を忘れる、というような多動症、というような病気が発症してる。
ということを、この先生は訴えております。
私はこれを読んだ時になるほどなーと、今の状況というものを、その、社会状況、現実というものをなぜこんなことになるんだろう、おんなじ遺伝子を持って生まれてきた我々の小さい時と、今の子どもたちと、何にも遺伝子的には変わっていないのに、どうして今の子どもたちをこんなことになって、我々の小さい時にはそんなことにならなかったのか、というようなことが、これで大体のことが説明がつくんですね。
しかし、この、おー、ような人の書物*1*2、これ、え、後から皆さんに見せますけど、あの、インターネットで検索をしてみてください。
これを検索すると、この人達の悪口、罵詈雑言、ものすごいです。
そんなことは全く、あの、出鱈目だとか、それから、何の根拠もないことを書いているとか、もうその、さっきん、最近ではその本を買う時に、検索すると、大体この本について、評価と、いうのがあるんですね。
この評価に、もうその、罵詈雑言がばーっと書かれて、もう、なん、0点いくつとかね、あの、星が5つのうちに星1つとかね、星0とかいうような評価がものすごくついてるんですね。
これは、多分、そのー、まー、ロビイストとか、そういうその、ゲームメーカーとかね、そりゃ都合の悪い人達がいます。
このようなことを教えるとね、世界、世間に流れると。
そういう人たちが相当数、その、書き込みをしてるんだという風に思いますが、まあ、一般の人達はそんなことわかりませんから、こういう本に対して、そんな書き込みを見たら、あ、この本買うんやめとこってなりますよね。
それから、マスコミもそういうようなことを今全然流しておりませんし、まあ、韓国とかヨーロッパなんかでは、こういう、あの、例えばネット依存症であるとか、その、ゲームの(聞き取り不可能)であるとか、これはあるという風に認識のもとに、例えば、そういうような、その、クリニックができたりですね、そういうような、その状況でゲームとか、そんなので、え、論理障害が出た子、多動症になった子に対して、医者で受ける時に、ゲームメーカーからその、資金を出せと、いうようなこと、法律で決めたりですね、そういうようになってるんですね、韓国なんかは特に、それからヨーロッパでも。
しかし、日本だけはその情報が全く流れていない。
その情報はどちらかというと、多分、んー、多分YouTubeとかね、今日流れるところでありますが、こういうようなことを言うと、この、おー、大山という男は全然根拠の無いことをわー言ってると、いうような、あー、多分書き込みとか、そんなことが出てくるんだろうという風に思いますが、私はでも、今の現実というものを見て、その、社会状況なんかを見てみると、例えばもうレストランに行ったり、それから、私がPTAの活動とか色々しました、地域の。
しかしもう、子どもたちがその、例えばもう普段、えー、どっかで待っている時も、ちっとも、その、じっとしていない。
それからもう、いっつもゲームをこうやって触っている。
もうレストラン行っとる時でも隣の子供が、もうその、普通ならお母さん、お父さんとニコニコニコニコ会話するところを、もうゲームを持って、何の会話もしていない。
兄弟二人おって、兄弟がどんどんどんどん喧嘩をしたり、いろんなところでコミュニケーションを図らなければならないのに、そういうところで二人がゲームをして、そういうような状況の中で、そのことを私が気がついたのが、この本を読ん、ませていただいて、気がついて、自分の娘、が大体小学校二年生ぐらいだったかな、はたと気がついて、あの、沢山友達を呼んでるんですね。
呼んでるのに、その、非常にシーンとしてる。
うちの二階が、あの、娘の部屋になるんですが、そこに籠もって、あ、僕は勉強をしてるんだなと、みんなで、宿題のやり合いでもしとん、何でこんなに静かなんやろと思って、その、ジュースを持って、その、娘の部屋にこうバチャッと入ったんですね。
そしたら、もう皆がゲームを持って、せっかく5人も6人も集まってるのに、1人はかぶの、壁の方を向いて、1人はベッドに寝転がって、みんながそれぞれゲームをしてるわけなんですね。
全然そこにコミュニケーションとか、子供達の会話とか、そういうもの成り立っていない。
これ異常な状況だなっていうのを自分は、見ました。
そういうようなことで、あの、この、勉強させていただいて、自分の娘からは、私はゲームを取り上げました。
そしたらね、この、やっぱり、依存症っていうのはある、これなぜ依存症っていうのがあるかというと、これもう、もう、この、えー、ある程度科学的には証明されているんですが、えー、例えば、その、子供はちっちゃい時に、その、親から教育を受けます。
え、例えば、えー、よちよち歩きを始めた、そういう時に、じゃああそこまで行けるかな、あそこまで立って歩けるかな、っていうことを言う。
そうすると、子供は頑張って、親に褒めて貰おうと思って一生懸命やる。
そしたら、そ、これが達成できる。
達成できたら親からばっと褒められる。
よくやったね、いい子やね、っていうように褒められると、子供の脳からはドーパミンという、聞いたことがあると思うんですが、この脳内物質が出るようになっとんです。
これは、努力をした後のご褒美なんですね。
この、ど、ドーパミンというのが出てくると、これは、その、本能的に子供達、人間というのはもう一度それを経験したいと、いう風になるんです。
だから、えー、何かを努力をする、親に褒めてもらえる、達成感がある、そしたら、ドーパミンが出てくる、そしたら、それをもう一度やる。
だから、褒めることによって、努力をするということが身についてくるわけなんですね。
しかし、これが、その、イギリスの、その、ノーベル賞かな、化学賞か何かをとった研究機関が、その、研究したんですが、テレビゲームのコントローラーを持って、テレビ、えー、ゲームを始めた瞬間に、この、その、ドーパミンというものが、大量に出てくると、いうのが、えー、確認されているんですね。
それと、あの、えー、そ、ま、それと、その、テレビゲームをやって、そのドーパミンを受ける、それから、あの、えー、麻薬ですね、麻薬。
えー、大麻とか、覚醒剤とか、これが依存症になってやめられなくなるでしょ。
これは何かと言うと、例えば、パチンコ依存症とか色んな依存症がありますが、お酒もそうなんですけど、この依存症のもとは全部、このドーパミンというものが出てくるそうです。
ですから、パチンコをやる、ドドドペ、ドーパミンが出てくる、ね、それから、麻薬、覚醒剤をやる、大量のドーパミンが出てくる。
そしたら、それをもう一度本能的にやる。
だから、その、努力をしてドーペミンが出るよりも、麻薬を打ったほうが、覚醒剤を打ったほうが、早く大量のドーパミンが出るから、本能的に努力をしなくなって、こちらに頼りっ切りになる、というのが、人間の弱いところ、本能なんですね。
これを巧みに利用したのが、パチンコであるとか、それから、テレビゲームと。
テレビゲームも、このドー、ドーパミンがどんどんどんどん出るように、実は開発をされていて、だから、ドーパミンを出る。
だから、ちっちゃい時に、その、テレビゲームに触らす、それから、テレビとかビデオに習慣的にそれをつけるということになってくると、このドーパミンが努力の前に沢山出てくると、いうことになりますから、努力をしない子供、に育っていく。
そして、その、テレビに依存していくと、いう依存症が表れてくる。
で、この、おー、森先生も感じておりますが、この依存症になった子供達の特徴として、その、テレビを、もう、ゲームをやめなさいと、いうことで親が取り上げると、ヒステリックに怒る。
例えば、麻薬依存症の人から、ねえ、麻薬を取り上げてしまうと、いっとき幻覚症状が出たり、それから、ものすごい、その、暴力的になったりしますよね。
まあ、それの軽いような症状が、ゲームを取り上げた子供からは出ると、いうようなことが、ご、確認されているんですね。
だから、うちの娘からゲームをとりとと、取り上げた時に、いっとき娘が私に対してものすごい形相で、あの、おー、食ってかかってきたことがありました。
まあ、あれを見ていると、あー、ひょっとしたらこの子、あの、相当、大分依存症になっているなあ、というような感じを受けました。
まあしかし、これはもう、とり、一刻も早く取り上げて、その状況から開放してやると、いうことが親の絶対的な、私は使命だと、いう風に思っております。
だから、私はPTAでこういうお話は皆さんにしております。
しかし、中々、そういうような話は浸透しないし、そういうようなとこで、ネットで、全然、その、この人が書いてることはもう全然根拠がないよ、って書いてあったよ、とかいう風なことで反論されたりね、そういうことがありました、確かにね。
それから、皆が持っとるのに、自分の娘、自分の息子だけが持ってなかったら、その、皆からいじめられるやん、というような、流行から遅れるやん、その時どうするん、っていうようなことを言われたりしました。
まあしかし、まあそれは、その、それぞれ情報を、おー、共有して、(聞き取り不可能)僕も言ったんですけど、中々、そういうことで、今の所、それから、マスコミも、あの、相当、こういうテレビゲーム会社からは、その、スポンサー料でありますとか、そういうのを貰っておりますから、そういうような、ゲームに対しての悪影響という情報は、新聞もテレビもほとんどが、流す、流しておりません。
ですから、それが全然浸透していかないと、いうことだと私は認識を致しております。
ですから、まあ、あの、今日お越しの皆さんにの方には、そのことをご理解頂いて、まあ多分、その、今悲しいことに、その、おじいちゃん、おばあちゃんが、その、クリスマスとかね、孫の誕生日に、その、えー、喜んでもらおうと思って、ご褒美にテレビゲームをあげる、ね、えー、というような状況。
もう、おじいちゃんおばあちゃん方がこの情報を知ってたら、絶対にそんなもん孫に与えるべきじゃないんです。
しかし、全くその情報を知らないから、そういう悲劇が、ずうーっと、日本中で繰り返されていると、いう状況。
ですから、その、先程言った少年Aの話に戻りますが、少年Aは、結局、その、親から、ああいうような、その、支配的な、その、子育て、それから、母子一体感を築けずに育って、それから、テレビゲームに没頭していって、そして、変な、その、おー、ビデオとか、そういうものの収集を始めたり、そういうような癖で性癖がついていったと、それから、あの犯罪になっていっているわけなんですね。
それともう一つ、テレビゲームで、皆さんの中に、その、お知らせしておきたいのは、その、人間には、哺乳動物には、か、あの、同種の種族は殺さないと、いう本能が備わってるんですね。
ライオンは、こ、あの、肉食動物です。
でも、同種のライオンは決して殺しません、そうですよね。
虎は同種の虎を絶対殺して食べれることはしません。
ど、どの哺乳動物も、自分と同じ同種の種族は殺さないんです。
これは本能的にそうなってるんです。
そうなっていないと、その種族が守れないから、哺乳動物はそういう本能を持ってる。
当然、人間にもその本能はあります。
ですから、おんなじ種族は殺さないという本能がかか、かかっておりますから、ここで、ナイフを持って、ね、いきなり、その、殺そうという風になっても、必ずそん、本能は防御本能を、その、守りますから、ですから、その、ナイフを突き立てたり、ここまでは、ナイフを持つことは出来ても、突き刺したり、ね、その、えー、ましてや喉を抉ったり、そんなことは絶対にできなくなってるんですね。
しかし、最近、青少年のね、何の、その、おー、問題も無かったとか、あの子普段おとなしいんやけどなあ、とかいうような子供がグサッといったりね、それから、カッターナイフで切りつけたり、そういうような事件が起こるんですが。
じゃあ、何故そういうようなことが起こるかというと、先程言ったように、その、おー、前頭前野の、善悪の判断が、まず、つかなくなっているということが一点と、それと、その、おー、対戦型ゲームとか、それから、そういうような、あ、ゲームを毎日やっていると、その、アメリカの、おー、陸軍、海軍、へい、軍隊がですね、ベトナム戦争の時に、ベトナム戦争の時に、その、おー、大量の殺戮を繰り返したわけですね。
あのー、そのー、現地戦が、あの、ゲリラ戦がありましたから、だから、目の前で、えー、殺すとか、えー、撃ち殺すとか、そういうようなことがあって、そういうような戦争体験をした兵隊たちがアメリカに戻ってきて、実は、その本能、防衛本能というものがありますから、非常に本能に逆らうことをしておりますから、その、おー、PTSDといいまして、ようするに、その、後から、その、幻影を見たりね、それからもう震えがきたり、それからその、日常生活をひどい人では送れなくなったり、そういうような現象が、色んな兵隊さんに、えー、起こったわけですね。
だから、これは、その、こんなことをしとったら、戦争に行った人間がもうアメリカに帰ってきたら、大変、沢山、大量の、そういうPTSD精神疾患の、その、おー、人たちが出てくるから、これは大変なことだということで、アメリカ軍が、その本能を一時解除する、というプログラムを、そのー、頭いい国ですねあの国は、考えたわけですね。
それが、その時に出てきたのが、あの、バーチャルゲームというもの。
相手を、その、いっぺんいっぺん、その、本当の人間を、その、的にしてね、殺す練習はできませんから、バーチャル的な、その、に、人間を映像で映し出して、それが出てきたら、鉄砲で撃つ、ということを繰り返し、練習をしたわけですね。
そうすると、一時的に、その、んー、同種の種族を殺さないという本能が解除すると、いうことがわかってきた。
それの始まりがテレビゲームなんです。
ここからテレビゲームというのが普及していって、その、おー、私はそういう風になったという風に聞いておるんですが。
ですから、その、若い子ども達が、ね、未成年の子ども達が、その本能あるにもかかわらず、その、殺戮をしたり、残虐な、その、暴力を振るったり、そういうようなことが後を絶ちませんが、こういうようなのとは、おそらく、私は、テレビゲーム、そういう、それから、その、映像メディア、を毎日のように習慣的に見た、えー、その、おー、子ども達に多く、その、頭の中に影響を与えているんではないのかなと、私は間違いなく、その方向になっているんではないのかなと、いう風に思っております。
ですから、その、おー、テレビゲームをやった子供が必ずそうなると、いうことでもありませんし、それから、母子一体感を築けなかった子供が必ずそういうことではありません。
ですから、そういうような、例えば、12時間保育をした子供達、で、親に、えー、迎えに来てもらって、家庭でも、その、えー、テレビやテレビゲームに子育てを投げられて、愛情を受けなかった子供達、そして、そこから、テレビゲームから、そ、その、前頭前野の機能障害が起こり、そして、その上に、えー、同種の種族を殺さないという本能が解除され、そういうようなことが、もう、たまたま、大きく、その、全部が、その、集合体のようになった子供が、そういう風な事件を起こしているんではないのかなと、いう風に、私は、自分なりに、理解をしております。
まあ、このことは、えー、まだ、科学的に全体に証明されたことでもありませんし、根拠があるという風に、どこが根拠やと言われたら、今、我々が、んー、いつも勉強したことを、私なりに総合的に判断した結果です、という風に言うしかありませんが、しかし、私はこれは、多分、大きな、その、根拠があると、いう風に自分では思っております。
ですから、あの、引きこもりであるとか、それからね、ニートであるとか、そういうような子供達、未成年達がたっくさん出てきておりますが、これも、多分、そういうようなことが大きく、今引き金になっているんではないのかな、という風におもおも、思います。
ですから、こう、校内暴力というのは香川県は、3年前に、えー、ワースト1位ですかね、人口、えー、生徒1000人当たりの校内暴力発生件数、香川県は全国一位になりました。
まあ、先程、日教組というお話があったと思うんですが、まあ、その、おー、日教組も、その、なんですけども、やっぱり、そういう本当のところに焦点が当たった政策、というものができていないということ。
それから、えー、その、本当の、その、処方箋、というものを、を考えた、その、政策にはなっていない、と私は、あの、言えるんではないかなと、いう風に思っております。



注釈
*1a「脳力」低下社会 | 森 昭雄 |本 | 通販 | Amazon
*2a脳内汚染 | 岡田 尊司 |本 | 通販 | Amazon