心禅の会での大山一郎のゲームについての発言書き起こし

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例の成立を主導した、香川県議会議員の大山一郎氏の、2013年9月24日の専修院 第十一回 心禅の会 家族・教育・香川の再生の講演での、ゲームに関する発言を書き起こしてみました。
なお、発言に出てくる「おかだたけし」は「岡田尊司」の間違いだと思われるので、置き換えて書き起こしています。
また、発言に出てくる「少年A」は酒鬼薔薇聖斗のことだと思われます。
動画時間の28分27秒に「それともう一つ、問題になってくるのは、その、あの、神戸の、しょ、少年Aが、連続殺傷事件、という酒鬼薔薇なんとかっていうね、あの事件がありました。」と発言しています。
この記事では書き起こししていませんが、母乳の代わりに人工ミルクを与えるのはダメ、保育所に子供を預けるのはダメ、父親が育児をするのはダメ、不自由な教育をすべき、などの教育、育児論も語っています。

出典元
https://www.youtube.com/watch?v=fzHG5CnhIys
第十一回 心禅の会:{^L^}が食べたもん
動画時間34分03秒〜58分30秒



今度は脳科学の、その、テレビゲームがですね、どのくらい悪影響を与えるかということが、この、例えばこの、森昭雄先生とか、それから岡田尊司さんとか、こういう本*1*2を見てみると、その、脳科学の専門家の先生なんですけどね、岡田尊司さんというのは京都大学の教授で、香川県の出身なんです。
僕を、あの、この本を見て会いに行って、いろいろお話も聞かせていただいたんですけども。
あの、どういうことかというと、これを少し説明させていただきたいんですけども、その、人間というのは、生まれてから、その、ハタチぐらいまで、ここに前頭前野というのがあります。
前頭前野ということは前頭葉ね、ここ、その言葉は聞いたことがあると思うんですけども、この前頭前野というのはどういう働きをするかというと、記憶を培う、それから、善悪の判断をする、それから、その、全体的ないろんな情報を総合的にここで判断して、その、行動に移す、そういうような大切な、まあ、道徳観念ですね、今非常に大切な、その、脳の部所が前頭前野と、いうことになってきます。
それが、その発達段階で、その、大体0歳からハタチぐらいまでゆっくりゆっくり成長を続けて、ハタチ、18歳からハタチの間に全部が出来上がるということなんですね。
だから、その、これは一挙に発達するわけではありませんので、非常に大事なその成長過程をきちっと経ていかなければならないんですけども、そこにテレビとかビデオとか、そういうものが入ってくると、ようするに、その前頭前野に非常に影響を与える脳が出来上がってくる。
あの、受動態脳と言いましてですね、ようするに、相手から情報は受けるが、双方向の、例えば本の読み聞かせ、というのは、お父さんお母さんが寝る前に子供に対して本を読み聞かせる、で、そうすると子供が例えば質問をしたりですね、こうやって、それから、お母さんにこれはどうなってるのとか言って問いかけたり、そういうような状況が生まれて、それに対して、こうだよ、という風に、ちゃんと説明をしてやる、そういうようなことを毎日繰り返していると、これは、双方向のニューロンという、その脳の、が、発達していって、きちっとした道徳観念を持った、その前頭葉というのに育っていく、ということがわかっているんですが、その、テレビにつかれっきりになっていると、向こうからの情報、そりゃもう双方向ではありませんので、もう流しっぱなしの情報と、非常にそのチカチカとした映像、こういうものが頭の中に組み込まれて、それ専用の脳になっていくということがわかっておりますから、ちっちゃい時にそういうものを経験してしまうと、非常に子供の脳に悪影響を与えるということがわかっておると思います。
それから、大体、最近ではもう早い時期になってくると、3歳から4歳ぐらいで、その、ゲームというものを子供に与える、という風になっております。
まあ、皆さん方はその、年齢的にねえ、その、ゲームをした、私は大学生の時ぐらいが全盛期でしたので、大学生ぐらいの時にゲームにハマったことあるんですが、あの、特にね、その、ゲームという、この森昭雄先生という、これ日本大学の先生なんですが、脳科学の専門医なんですが、この人が、この研究をした、あのー、せい、ことをちょっと皆さんにご紹介させていただくと、その、対戦型ゲームというのがありますね、えー、やったこと多分ないと思うんですが、あのー、いろんなミサイルが飛んできたり、敵がどんどん、その、攻めてきて、それに対して、その、大砲を撃ったり、鉄砲を撃ったり、そういうようなことが相手を撃ち落とすというようなゲームが、あの、これは主流になってきているんですけど、まあ、昔っからそれはあるんですけども、そういうようなゲームを、その、前頭前野が、その、発達する前からやらしていると、ゲーム脳というような脳が育ってくるということをこの人は訴えているんですけども、例えばどういうようなことかというと、その、人間のこの前頭前野というのは、まず例えば、お母さんがこういうことはしちゃ駄目ですよ、というような教育をする、それから、先生からこれは駄目だよという風な注意を受ける、そういうようなことを子供は普段の、その、生活の中で経験をする。
そうすると、この前頭前野のきど、記録として、記憶として残ります。
ですから、目から入ったら、まず一旦はこの情報が前頭前野に送り込まれる。
そこで善悪を判断したり、過去を思い浮かべたり、記憶を辿って、これはしてはいいことだ、悪いことだということをちゃんとここで判断をしてから、運動野という神経に入って、手、目、それから足、が動くようになっております。
ですから、目から入った情報が前頭前野に入って、それからの司令で動くように、これはなってるんです。
ですから、色んな情報がどんどん入ってくると、前頭前野がだんだんだんだん発達していくと、いうことになってるんですが、しかし、このテレビゲームというものをやっていると、対戦型ゲームというのは特にやっていると、その、一秒でも、コンマ何秒でも早く、この、相手の動きから身を守るために、その、ゲームの、である、主人公を守るために、一刻も早く手を動かさなければならない、という状況が生まれてくるんですね。
そうすると、そのゲームをしている時に、目から入ってきた状況を一回一回前頭前野で判断しとったんではこの動きが間に合わないんです。
ですから、その、目から、ゲームをしている時に目から入った情報を直接運動野に入れて、手を動かすと、いうような脳の状態が出来上がると、いうことをこの人は訴えているんですが。
まあ、そうなってくると、これが例えば3歳とか4歳とか、という幼児期、これ前頭前野が未発達な時、この前頭前野が出来上がったのが大体8歳から10歳の一番大切な時期で、そうなんですが、これより前からそのような脳が出来てしまうと、完全に前頭前野の発達がその段階でストップしてしまう。
というような状況が起こるんではないかと、いうことを、この人は気がついたわけなんですね。
で、その先程言ったように、記憶を司る、えー、箇所でもあるし、それから、善悪を判断する箇所でもありますから、そういうようなことがゲームをすることによって、その、阻害された脳を持ったまま幼児期、それから小学校に入学する、ということを、なってくると、ようするにその、記憶を司る前頭前野ですから、例えば先程、えー、先生がそんなことしちゃだめよ、っていうような、えー、ね、支持を受ける。
で、そのゲーム脳になってしまってる子供っていうのは、その10分前、20分前の注意がもう頭から消えてしまう。
前頭前野が発達してませんから。
そのような状況が起こってくる。
それから母親、それから父親、そういう家族から受けた躾というものが、あー、分からなくなってしまう。
それから、善悪の判断というものをするとこですから、この発達状況が悪くなってくると、善悪の判断ができなくなってしまう。
ですから、授業中にうろうろする、立ち歩きをする、いくら注意をしても、すぐその注意を忘れる、というような多動症、というような病気が発症してる。
ということを、この先生は訴えております。
私はこれを読んだ時になるほどなーと、今の状況というものを、その、社会状況、現実というものをなぜこんなことになるんだろう、おんなじ遺伝子を持って生まれてきた我々の小さい時と、今の子どもたちと、何にも遺伝子的には変わっていないのに、どうして今の子どもたちをこんなことになって、我々の小さい時にはそんなことにならなかったのか、というようなことが、これで大体のことが説明がつくんですね。
しかし、この、おー、ような人の書物*1*2、これ、え、後から皆さんに見せますけど、あの、インターネットで検索をしてみてください。
これを検索すると、この人達の悪口、罵詈雑言、ものすごいです。
そんなことは全く、あの、出鱈目だとか、それから、何の根拠もないことを書いているとか、もうその、さっきん、最近ではその本を買う時に、検索すると、大体この本について、評価と、いうのがあるんですね。
この評価に、もうその、罵詈雑言がばーっと書かれて、もう、なん、0点いくつとかね、あの、星が5つのうちに星1つとかね、星0とかいうような評価がものすごくついてるんですね。
これは、多分、そのー、まー、ロビイストとか、そういうその、ゲームメーカーとかね、そりゃ都合の悪い人達がいます。
このようなことを教えるとね、世界、世間に流れると。
そういう人たちが相当数、その、書き込みをしてるんだという風に思いますが、まあ、一般の人達はそんなことわかりませんから、こういう本に対して、そんな書き込みを見たら、あ、この本買うんやめとこってなりますよね。
それから、マスコミもそういうようなことを今全然流しておりませんし、まあ、韓国とかヨーロッパなんかでは、こういう、あの、例えばネット依存症であるとか、その、ゲームの(聞き取り不可能)であるとか、これはあるという風に認識のもとに、例えば、そういうような、その、クリニックができたりですね、そういうような、その状況でゲームとか、そんなので、え、論理障害が出た子、多動症になった子に対して、医者で受ける時に、ゲームメーカーからその、資金を出せと、いうようなこと、法律で決めたりですね、そういうようになってるんですね、韓国なんかは特に、それからヨーロッパでも。
しかし、日本だけはその情報が全く流れていない。
その情報はどちらかというと、多分、んー、多分YouTubeとかね、今日流れるところでありますが、こういうようなことを言うと、この、おー、大山という男は全然根拠の無いことをわー言ってると、いうような、あー、多分書き込みとか、そんなことが出てくるんだろうという風に思いますが、私はでも、今の現実というものを見て、その、社会状況なんかを見てみると、例えばもうレストランに行ったり、それから、私がPTAの活動とか色々しました、地域の。
しかしもう、子どもたちがその、例えばもう普段、えー、どっかで待っている時も、ちっとも、その、じっとしていない。
それからもう、いっつもゲームをこうやって触っている。
もうレストラン行っとる時でも隣の子供が、もうその、普通ならお母さん、お父さんとニコニコニコニコ会話するところを、もうゲームを持って、何の会話もしていない。
兄弟二人おって、兄弟がどんどんどんどん喧嘩をしたり、いろんなところでコミュニケーションを図らなければならないのに、そういうところで二人がゲームをして、そういうような状況の中で、そのことを私が気がついたのが、この本を読ん、ませていただいて、気がついて、自分の娘、が大体小学校二年生ぐらいだったかな、はたと気がついて、あの、沢山友達を呼んでるんですね。
呼んでるのに、その、非常にシーンとしてる。
うちの二階が、あの、娘の部屋になるんですが、そこに籠もって、あ、僕は勉強をしてるんだなと、みんなで、宿題のやり合いでもしとん、何でこんなに静かなんやろと思って、その、ジュースを持って、その、娘の部屋にこうバチャッと入ったんですね。
そしたら、もう皆がゲームを持って、せっかく5人も6人も集まってるのに、1人はかぶの、壁の方を向いて、1人はベッドに寝転がって、みんながそれぞれゲームをしてるわけなんですね。
全然そこにコミュニケーションとか、子供達の会話とか、そういうもの成り立っていない。
これ異常な状況だなっていうのを自分は、見ました。
そういうようなことで、あの、この、勉強させていただいて、自分の娘からは、私はゲームを取り上げました。
そしたらね、この、やっぱり、依存症っていうのはある、これなぜ依存症っていうのがあるかというと、これもう、もう、この、えー、ある程度科学的には証明されているんですが、えー、例えば、その、子供はちっちゃい時に、その、親から教育を受けます。
え、例えば、えー、よちよち歩きを始めた、そういう時に、じゃああそこまで行けるかな、あそこまで立って歩けるかな、っていうことを言う。
そうすると、子供は頑張って、親に褒めて貰おうと思って一生懸命やる。
そしたら、そ、これが達成できる。
達成できたら親からばっと褒められる。
よくやったね、いい子やね、っていうように褒められると、子供の脳からはドーパミンという、聞いたことがあると思うんですが、この脳内物質が出るようになっとんです。
これは、努力をした後のご褒美なんですね。
この、ど、ドーパミンというのが出てくると、これは、その、本能的に子供達、人間というのはもう一度それを経験したいと、いう風になるんです。
だから、えー、何かを努力をする、親に褒めてもらえる、達成感がある、そしたら、ドーパミンが出てくる、そしたら、それをもう一度やる。
だから、褒めることによって、努力をするということが身についてくるわけなんですね。
しかし、これが、その、イギリスの、その、ノーベル賞かな、化学賞か何かをとった研究機関が、その、研究したんですが、テレビゲームのコントローラーを持って、テレビ、えー、ゲームを始めた瞬間に、この、その、ドーパミンというものが、大量に出てくると、いうのが、えー、確認されているんですね。
それと、あの、えー、そ、ま、それと、その、テレビゲームをやって、そのドーパミンを受ける、それから、あの、えー、麻薬ですね、麻薬。
えー、大麻とか、覚醒剤とか、これが依存症になってやめられなくなるでしょ。
これは何かと言うと、例えば、パチンコ依存症とか色んな依存症がありますが、お酒もそうなんですけど、この依存症のもとは全部、このドーパミンというものが出てくるそうです。
ですから、パチンコをやる、ドドドペ、ドーパミンが出てくる、ね、それから、麻薬、覚醒剤をやる、大量のドーパミンが出てくる。
そしたら、それをもう一度本能的にやる。
だから、その、努力をしてドーペミンが出るよりも、麻薬を打ったほうが、覚醒剤を打ったほうが、早く大量のドーパミンが出るから、本能的に努力をしなくなって、こちらに頼りっ切りになる、というのが、人間の弱いところ、本能なんですね。
これを巧みに利用したのが、パチンコであるとか、それから、テレビゲームと。
テレビゲームも、このドー、ドーパミンがどんどんどんどん出るように、実は開発をされていて、だから、ドーパミンを出る。
だから、ちっちゃい時に、その、テレビゲームに触らす、それから、テレビとかビデオに習慣的にそれをつけるということになってくると、このドーパミンが努力の前に沢山出てくると、いうことになりますから、努力をしない子供、に育っていく。
そして、その、テレビに依存していくと、いう依存症が表れてくる。
で、この、おー、森先生も感じておりますが、この依存症になった子供達の特徴として、その、テレビを、もう、ゲームをやめなさいと、いうことで親が取り上げると、ヒステリックに怒る。
例えば、麻薬依存症の人から、ねえ、麻薬を取り上げてしまうと、いっとき幻覚症状が出たり、それから、ものすごい、その、暴力的になったりしますよね。
まあ、それの軽いような症状が、ゲームを取り上げた子供からは出ると、いうようなことが、ご、確認されているんですね。
だから、うちの娘からゲームをとりとと、取り上げた時に、いっとき娘が私に対してものすごい形相で、あの、おー、食ってかかってきたことがありました。
まあ、あれを見ていると、あー、ひょっとしたらこの子、あの、相当、大分依存症になっているなあ、というような感じを受けました。
まあしかし、これはもう、とり、一刻も早く取り上げて、その状況から開放してやると、いうことが親の絶対的な、私は使命だと、いう風に思っております。
だから、私はPTAでこういうお話は皆さんにしております。
しかし、中々、そういうような話は浸透しないし、そういうようなとこで、ネットで、全然、その、この人が書いてることはもう全然根拠がないよ、って書いてあったよ、とかいう風なことで反論されたりね、そういうことがありました、確かにね。
それから、皆が持っとるのに、自分の娘、自分の息子だけが持ってなかったら、その、皆からいじめられるやん、というような、流行から遅れるやん、その時どうするん、っていうようなことを言われたりしました。
まあしかし、まあそれは、その、それぞれ情報を、おー、共有して、(聞き取り不可能)僕も言ったんですけど、中々、そういうことで、今の所、それから、マスコミも、あの、相当、こういうテレビゲーム会社からは、その、スポンサー料でありますとか、そういうのを貰っておりますから、そういうような、ゲームに対しての悪影響という情報は、新聞もテレビもほとんどが、流す、流しておりません。
ですから、それが全然浸透していかないと、いうことだと私は認識を致しております。
ですから、まあ、あの、今日お越しの皆さんにの方には、そのことをご理解頂いて、まあ多分、その、今悲しいことに、その、おじいちゃん、おばあちゃんが、その、クリスマスとかね、孫の誕生日に、その、えー、喜んでもらおうと思って、ご褒美にテレビゲームをあげる、ね、えー、というような状況。
もう、おじいちゃんおばあちゃん方がこの情報を知ってたら、絶対にそんなもん孫に与えるべきじゃないんです。
しかし、全くその情報を知らないから、そういう悲劇が、ずうーっと、日本中で繰り返されていると、いう状況。
ですから、その、先程言った少年Aの話に戻りますが、少年Aは、結局、その、親から、ああいうような、その、支配的な、その、子育て、それから、母子一体感を築けずに育って、それから、テレビゲームに没頭していって、そして、変な、その、おー、ビデオとか、そういうものの収集を始めたり、そういうような癖で性癖がついていったと、それから、あの犯罪になっていっているわけなんですね。
それともう一つ、テレビゲームで、皆さんの中に、その、お知らせしておきたいのは、その、人間には、哺乳動物には、か、あの、同種の種族は殺さないと、いう本能が備わってるんですね。
ライオンは、こ、あの、肉食動物です。
でも、同種のライオンは決して殺しません、そうですよね。
虎は同種の虎を絶対殺して食べれることはしません。
ど、どの哺乳動物も、自分と同じ同種の種族は殺さないんです。
これは本能的にそうなってるんです。
そうなっていないと、その種族が守れないから、哺乳動物はそういう本能を持ってる。
当然、人間にもその本能はあります。
ですから、おんなじ種族は殺さないという本能がかか、かかっておりますから、ここで、ナイフを持って、ね、いきなり、その、殺そうという風になっても、必ずそん、本能は防御本能を、その、守りますから、ですから、その、ナイフを突き立てたり、ここまでは、ナイフを持つことは出来ても、突き刺したり、ね、その、えー、ましてや喉を抉ったり、そんなことは絶対にできなくなってるんですね。
しかし、最近、青少年のね、何の、その、おー、問題も無かったとか、あの子普段おとなしいんやけどなあ、とかいうような子供がグサッといったりね、それから、カッターナイフで切りつけたり、そういうような事件が起こるんですが。
じゃあ、何故そういうようなことが起こるかというと、先程言ったように、その、おー、前頭前野の、善悪の判断が、まず、つかなくなっているということが一点と、それと、その、おー、対戦型ゲームとか、それから、そういうような、あ、ゲームを毎日やっていると、その、アメリカの、おー、陸軍、海軍、へい、軍隊がですね、ベトナム戦争の時に、ベトナム戦争の時に、その、おー、大量の殺戮を繰り返したわけですね。
あのー、そのー、現地戦が、あの、ゲリラ戦がありましたから、だから、目の前で、えー、殺すとか、えー、撃ち殺すとか、そういうようなことがあって、そういうような戦争体験をした兵隊たちがアメリカに戻ってきて、実は、その本能、防衛本能というものがありますから、非常に本能に逆らうことをしておりますから、その、おー、PTSDといいまして、ようするに、その、後から、その、幻影を見たりね、それからもう震えがきたり、それからその、日常生活をひどい人では送れなくなったり、そういうような現象が、色んな兵隊さんに、えー、起こったわけですね。
だから、これは、その、こんなことをしとったら、戦争に行った人間がもうアメリカに帰ってきたら、大変、沢山、大量の、そういうPTSD精神疾患の、その、おー、人たちが出てくるから、これは大変なことだということで、アメリカ軍が、その本能を一時解除する、というプログラムを、そのー、頭いい国ですねあの国は、考えたわけですね。
それが、その時に出てきたのが、あの、バーチャルゲームというもの。
相手を、その、いっぺんいっぺん、その、本当の人間を、その、的にしてね、殺す練習はできませんから、バーチャル的な、その、に、人間を映像で映し出して、それが出てきたら、鉄砲で撃つ、ということを繰り返し、練習をしたわけですね。
そうすると、一時的に、その、んー、同種の種族を殺さないという本能が解除すると、いうことがわかってきた。
それの始まりがテレビゲームなんです。
ここからテレビゲームというのが普及していって、その、おー、私はそういう風になったという風に聞いておるんですが。
ですから、その、若い子ども達が、ね、未成年の子ども達が、その本能あるにもかかわらず、その、殺戮をしたり、残虐な、その、暴力を振るったり、そういうようなことが後を絶ちませんが、こういうようなのとは、おそらく、私は、テレビゲーム、そういう、それから、その、映像メディア、を毎日のように習慣的に見た、えー、その、おー、子ども達に多く、その、頭の中に影響を与えているんではないのかなと、私は間違いなく、その方向になっているんではないのかなと、いう風に思っております。
ですから、その、おー、テレビゲームをやった子供が必ずそうなると、いうことでもありませんし、それから、母子一体感を築けなかった子供が必ずそういうことではありません。
ですから、そういうような、例えば、12時間保育をした子供達、で、親に、えー、迎えに来てもらって、家庭でも、その、えー、テレビやテレビゲームに子育てを投げられて、愛情を受けなかった子供達、そして、そこから、テレビゲームから、そ、その、前頭前野の機能障害が起こり、そして、その上に、えー、同種の種族を殺さないという本能が解除され、そういうようなことが、もう、たまたま、大きく、その、全部が、その、集合体のようになった子供が、そういう風な事件を起こしているんではないのかなと、いう風に、私は、自分なりに、理解をしております。
まあ、このことは、えー、まだ、科学的に全体に証明されたことでもありませんし、根拠があるという風に、どこが根拠やと言われたら、今、我々が、んー、いつも勉強したことを、私なりに総合的に判断した結果です、という風に言うしかありませんが、しかし、私はこれは、多分、大きな、その、根拠があると、いう風に自分では思っております。
ですから、あの、引きこもりであるとか、それからね、ニートであるとか、そういうような子供達、未成年達がたっくさん出てきておりますが、これも、多分、そういうようなことが大きく、今引き金になっているんではないのかな、という風におもおも、思います。
ですから、こう、校内暴力というのは香川県は、3年前に、えー、ワースト1位ですかね、人口、えー、生徒1000人当たりの校内暴力発生件数、香川県は全国一位になりました。
まあ、先程、日教組というお話があったと思うんですが、まあ、その、おー、日教組も、その、なんですけども、やっぱり、そういう本当のところに焦点が当たった政策、というものができていないということ。
それから、えー、その、本当の、その、処方箋、というものを、を考えた、その、政策にはなっていない、と私は、あの、言えるんではないかなと、いう風に思っております。



注釈
*1a「脳力」低下社会 | 森 昭雄 |本 | 通販 | Amazon
*2a脳内汚染 | 岡田 尊司 |本 | 通販 | Amazon